OZZY OSBOURNE、MOTLEY CRUEといったヘヴィメタル・ハードロックのビッグネームたち、漫才師の横山やすし師匠の破天荒なエピソードについて紹介させて頂きました。
その昔の表現者は…やはり常識を覆す言動が神格化され、神秘性となってそのパーソナリティーの評価を高めていました。
人は自分が出来ないことをやってのける人に憧れる傾向もありますからね、、、但しそれも昔の話。
今では少しでもはみ出すような言動があれば、直ぐに排除するメカニズムが出来上がってしまっています。
その主たる原因はネット社会。
ネット社会が一般的なものになった時点で、表現が選ばれし、限られし者だけではなく、誰にでも与えられた手段になった時点で、それが例えマイノリティーの意見だったとしても、まるでマジョリティーと同等の価値を持つようなねじれが生まれてしまっているのです。
違法ドラッグも浮気も当然許されるべき話ではありませんが、それが何でも公に出来る世の中になってしまっている今…表現者に求められるものはその作品であり、表現する創造物と同等に“品行方正”であることが重要になってしまっています。
派手なことやるとね、週刊誌でほじくり返されて、ネットで拡散されて、あとは集中砲火、誹謗中傷の嵐。
全く住みにくい世の中になってしまったもんですが…だからって今の世の中にアップデート出来ないと生き残っていけない世の中になってしまっています。
アーティストも芸人も、やはり常識を知っている人こそが生き抜いていくことが出来る…そんな世の中になってしまっています。
私もコンビを解散した時点から…請求書を作ったり、ギャラ交渉したり、スケジュール調整したり、企画書作ったり…その度、そこまで如何に常識が何もなかったかを思い知らされることになりました。
2024年3月30日