もう一組、私が大好きな大先輩のお二人をご紹介したいと思います。
“コント山口君と竹田君”のお二人です。
そもそもの出会いは…私もコント山口君と竹田君のお二人(以下山竹さん)も、まだ漫才協会に入っていない頃に遡ります。
私がWコロンの前に7年近く組んでいた漫才コンビがありまして、コンビ名は“バズーカルーム”というんですが…この頃に当時、山竹さんが籍を置いてらっしゃった芸能事務所・プライムワンさんが主催するお笑いライブのネタ見せ(いわゆるオーディション)に参加した…もうかれこれ20年くらい前になるんじゃないかと思います。
そのネタ見せで、山口さんはネタを見る担当をされてらっしゃいました、それが…出会い。
通常における、お笑いライブのネタ見せというのは…こんな流れになります。
大手プロダクション(吉本興業さん、ワタナベエンターテインメントさん、ホリプロさん、太田プロさん、プロダクション人力舎さんなどなど)が主催するお笑いライブの場合、自社が抱えている若手芸人だけでもかなりの数が居たりするので、基本は自社芸人だけで構成して、他事務所の芸人がせいぜいゲストで2~3組入る程度。
一方上記のような事務所以外の、比較的小規模な芸能事務所は自社の芸人だけではなく、広く門戸を開けて、他事務所の芸人の枠を何組か設けて、その枠に出演する芸人をセレクトする“ネタ見せ”を実施するのが通例となっています。
今回ご紹介するプライムワンさんという事務所は…所属に若かりし頃のくりぃむしちゅーさん(当時の名前は海砂利水魚さん)がいらっしゃって、その上に山竹さんがいらっしゃる、といった構成。
残る芸人は皆若手ということで…先述の通り、他事務所の芸人を5~6組入れた構成のライブで、毎月行われるそのライブのネタ見せには、毎回20組くらいの他事務所の芸人が参加しておりました。
私が組んでいたバズーカルームも、当時私が身を置いていた事務所に居る芸人の中から順番にネタ見せに参加する機会をあてがわれていた訳なんですが…3回行って2回は合格を頂けるくらい、かなりの高確率でライブ出演の権利を手にすることが出来ていた状況でした。
ネタ見せに参加する訳ですから、勿論高評価が欲しいし、目標であるライブ出演の権利も手にしたい。
しかしながら
百発百中、毎度毎度という訳にも行かず、不合格になってしまうことだってある訳です。
不合格になれば、目標には手が届かない、すなわち…ただネタを見て貰っただけ、ある意味無駄足となってしまうのです。
それでも…山口さんのいるプライムワンさんのネタ見せを毎回とても楽しみにしておりました♪