私よりも上の世代でいうと…やはり破天荒な芸人と言われて直ぐに思い浮かぶのが…横山やすし師匠。
１９４４年生まれ、１９９６年、５１歳で亡くなられた…今の私より若いお歳でお亡くなられていたんですね。
漫才の世界に飛び込むキッカケは…中学２年生の時に同級生を誘って参加したラジオの素人参加番組『漫才教室』。
ここから中学卒業後、松竹芸能に入ったそうです。
エー！？松竹芸能ーーー！？
何か勝手に吉本興業さんのイメージで認識していたんですが…それは後の話なんですね。
当時はお笑い養成所のようなシステムはなく、師匠に付いて芸を学ぶ“子弟制度”。
最初についた師匠に色んな相方を紹介されたそうで（何か近しい近所のおじさんがお嫁さん候補を紹介してお見合いするみたい）、その中には私もお世話になっているバラクーダの岡本圭司師匠も居たそうです。
最初の師匠が芸人を廃業されることになり、次いでやすし師匠が付いた師匠が…横山ノック師匠。
そう、上岡龍太郎さんらと組んだ“漫画トリオ”で活躍後、大阪府知事として政治家としての一面もお馴染みの方なんです。
弟子としてのやすし師匠はとにかく実直、真面目。
後のやすし師匠のイメージとは全く異なるものだったそうです。
その後何人かと漫才コンビを組むが上手く行かず、その後出会ったのが…西川きよし師匠。
当時きよし師匠は吉本新喜劇の研究生だったそうなんですが、やすし師匠との漫才結成について相談したところ、色んな人から反対されたそうです。
それだけ既にやすし師匠の破天荒なキャラクターが広がっていたのかもしれません。
そんな反対を結果的に押し切る形となり、１９６６年に結成したのが…“やすし・きよし”なんです。
その後結成１年にして第２回上方漫才大賞の新人賞を受賞する、まさにその後の快進撃を予見させる、華々しい登場を果たしたのでした。
２０２４年３月２１日
