他にも“ヘヴィメタルの帝王”OZZY OSBOURNEも…流れに合わせ、キャッチ―なアルバムをリリースしました。
タイトルは『THE ULTIMATE SIN』(邦題『罪と罰』)、このアルバムの中には今までのOZZYからはおよそ想像できないキャッチ―な1曲“Shot In The Dark”(邦題“暗闇にドッキリ”)が入っており、シングルカットしスマッシュヒット。
この1曲だけで大きなモデルチェンジを果たすことは出来ませんでしたが…その後もヘヴィバラードをヒットさせたりチャート上でも活躍を見せ、元々のダークなイメージとキャッチ―なイメージのハイブリッド化させることに成功させたのでした。
他にもベテラン勢は続々キャッチ―路線の作品をリリースし、古くからのファンからの賛否を浴びながらも…より普遍的な存在になることを目標としてある意味問題作と言って良いキャッチ―な作品をリリースして行きました。
JUDAS PRIESTのイメージは“正統派ヘヴィメタル”。
『SCREAMING FOR VENGENSE』や『DIFFENDERS OF THE FAITH』といったアルバムをヒットさせながら…この路線ではいけないという危機感を感じたのでしょうか、とても大胆な作風のアルバムをリリースしたのです。
タイトルは『TURBO』。
この作品は…メタリックなイメージのJUDASがまさかのシンセギターを大幅導入したのです。
今回、このブログを綴るに辺り、改めて聴いてみましたが…曲のクオリティーは全て高く、シンセギターじゃなく普通のエレキギターだったらば、そこまで旧来のファンを失望させるようなことはなかったんじゃないかと思うのですが…とにかくそのシンセギターの音色が衝撃的過ぎて、それだけJUDASがチャートで結果を出した買ったんじゃないかと思わざるを得ないのです。
2024年2月21日