そもそものキッカケがVAN HALEN。
アルバムタイトルは『1984』。
そう、1984年に発売したこのアルバムには、その後のヘヴィメタル・ハードロック業界に大きな潮流を作るキッカケとなる名曲が入っていたのです。
その曲は…“Jump”。
ギターヒーローであるエドワード・ヴァン・ヘイレンのギタープレイのイメージが強かったVAN HALENがシンセサイザーから始まる革新的な曲“Jump”をリリースしたことは、その後のヘヴィメタル・ハードロックの世界に大きな革命を起こしました。
“Jump”は瞬く間にチャートを駆け上がり…5週連続で全米1位に輝くという、大ヒットを記録。
ヘヴィメタル・ハードロックの世界の中で、シングルヒットなるものは無縁で完全に切り離して考えるものであり、むしろシングルヒットを狙うという行為すなわち信念のなさの現れだと解釈されていました。
その考えを一層したVAN HALENの“Jump”がキッカケとなり、多くのヘヴィメタル・ハードロックバンドは、〔ヘヴィメタルバンドでもシングルヒットを狙ってイーんだ〕とばかりに次々キャッチ―な曲を世に送り出し始めたのです。
注目は…大御所のバンドたち。
すばやくその流れをキャッチして大ヒットを飛ばしたのが…WHITESNAKEとAEROSMITH。
WHITESNAKEであればアルバムは『WHITESNAKE』、収録曲でいうと“Here I Go Again”と“Is Ths Love”、AEROSMITHであればアルバムは『PERMANENT VACATION』、曲で言うと“Dude”と“Angel”…それぞれ大ヒットシングルを世に送り出したことで一気にその流れに乗ることに成功したのでした。。。
2024年2月20日