CHEAP TRICKが受けていた雑誌のインタビューを読んだんですが、確かその時もロビンとトム、リックとバン・Eの組み合わせだったように思います(勿論毎回そうとは限らないですが)。
そのインタビューの中で、バンドにおけるロビン’&トム、リック&バンEのプッシュの仕方について、リックが答えていたことを記憶しています。
その答とは…「ロビンとトムがバンドの表の顔だから」とのこと。
勿論クリエイティブな部分に関して言えば「4人平等で意見を出し合い、作り出している」とも答えていました。
まさに“引きの美学”です、何処か日本人的な思想のような気もします。
一方のロビン&トムの方は?
まずはこのグループ内におけるバランスの差に関して言うと「グループ内で相談して決めている」とのこと、そして「リックとバン・Eには感謝している」としっかり言葉にしているのがとても印象的でした。
加えてクリエイティブな部分はロビンとトムの返答と同じ。
バンドが長きに亘り活動を続けられている大きなポイントがここに隠されているように思います。
もし仮にロビンとトムが「俺たちのお陰で」みたいな考え方をしていたら、CHEAP TRICKはとっくの昔に崩壊してしまっていたと思います。
また、ロビンとトムを前面にプッシュすることにより、2人の人気が高まったことにより、リックとバン・Eは満足したと思いますし、もし仮にロビンとトムがリックとバン・Eに対して感謝の気持ちを忘れ「俺たちに嫉妬している」みたいな不遜な考え方を持っていたとしたら…先は見えていますよね。
大事なところは「4人平等で意見を出し合い、作り出している」と話しているところ。
CHEAP TRICKはメンバーがそれぞれ虚勢を張らず、正直にバンド内の貢献度について言及出来る…これこそが真の実力者の言動なんだと思うのです。