まぁ、そんな感じで『エンタの神様』に出演し、“エンタ芸人”になり、営業で豊かな生活を手に入れるという、ある意味“金に目が眩んだ”ように…『エンタの神様』に合わせたネタをひたすら繰り返す日々。
これは時勢に合わせてスタンスを変えることに対する是非について語らなければなりません。
思えば…VAN HALENの“Jump”が大ヒット、その後EUROPEの“The Final Countdown”も続く大ヒット…そんな流れから、〔シンセサイザーやキーボードをフィーチャーした曲〕を作るヘヴィメタル・ハードロック系のアーティストが増えてきました。
VAN HALENやEUROPEはより一層ライトな曲が網羅されたアルバム（『OU812』『OUT OF THIS WORLD』）をリリースし、YNGWIE MALMSTEENやLOUDNESSなどのヘヴィメタルバンドが明らかに異質でポップな曲を作り、それだけでなくIRON MAIDENの『SEVENTH SON OF SEVENTH SON』やJUDAS PRIESTの『TURBO』、SCORPIONSの『SAVAGE AMUSEMENT』のように、大御所が時を同じくして明らかに新機軸となる極めてポップな曲をリリースしたのです。
私自身はポップなメタルが大好きなので、むしろ大歓迎だったんですが…古くからのファンは相当戸惑ったんじゃないかと思います。
このような流れになった時に必ず起こる現象が…“ファン離れ”。
特にヘヴィであることを美徳とするファン的には〔“推しのアーティスト”が世間に魂を売った〕とばかりにファンを止める人たちも多かったんじゃないかと思うのです。。。
