2022年11月末の話です。
お仲間とお酒を楽しまれた遊平師匠は…終電間近の駅で電車を待っていたそうです。
そして誤ってホームから線路に転落、その後入線して来た電車と接触する事故に遭われてしまいました。
不幸中の幸いだったのは、命を落とさずに済んだこと。
しかしながら…利き腕である右手を切断するお怪我を負ってしまわれたのです。。。
遊平師匠が事故に遭われた話は直ぐに漫才協会員の間に広まり…続報は憶測の域を出ない状況が続きました。
一つ伝わって来たのは…結城たかし師匠との“ふるさとコンビ”はコンビ解消。
遊平師匠のその後は誰も把握していませんでした。
しかしながら!
遊平師匠は年をまたいだ辺りからリハビリを開始。
何と!2023年4月から浅草東洋館の舞台に復帰することとなったのです!
芸のスタイルは“漫談”。
私70歳を超えて尚、新しいスタイルで舞台に挑む遊平師匠のストイックさに心から感銘を受けました。
そんなタイミングで…実は私の元に1つの提案がありました。
その提案とは、私が仲良くさせて貰っている下北沢のライブハウス“下北沢ろくでもない夜”(通称ろく夜)からでした。
2023年4月2日にろく夜は下北沢のライブハウスを10カ所以上借りきって、サーキットイベントを開催するというもの。
そこで私も1枠仕切って何でもイーからライブをやって欲しい、というものでした。
どんな内容にしようか迷いました…好きなロック系のイベントにするのか、以前下北沢で開催した足立区ネタのトークライブにするのか…そんな時、遊平師匠の復帰の話を聞き、私は直ぐに思い付いたのです。
〔漫才協会のメンバーを呼んで、ゲストを遊平師匠にしてプレ復帰のステージにしよう!〕
…漫才協会には私以外にもろく夜のサーキット企画に出演するメンバーが何人かおりまして…せっかくだからそんなメンツにも声を掛けてトークライブをやろう!
思い付いた時にちょうど先輩の金谷ヒデユキさんをゲストに招いてトークライブをやる日でして、直ぐに金谷さんに相談。
金谷さんからの答は…「俺はイーけど、あと遊平師匠の気持ち一つじゃない?」
本当にその通りだと思いました。
翌日、遊平師匠にトークライブ出演のご相談をすべく、電話を入れさせて頂きました。
その時の電話が…事故後初めての連絡でした。
ライブ出演の相談をどのようにご判断になるか?
考えた企画自体のご意見は?
そしてそもそも…事故後、お元気になられているのか?
前日には感じなかった不安が急に押し寄せて来ました。
2023年10月15日