終わってゲストや手伝ってくれたスタッフの皆さんとの打ち上げを用意したのですが…こいる師匠はそこには参加せず、お帰りになられました。
言っても面識のない若いメンツばかりだったので…遠慮されたんでしょうかねぇ、とにかく実に繊細で、周りの空気を読まれる方でしたので。
あと、実はこの頃こいる師匠は体調が芳しくなくて（その話は後程改めて）、…それも一因かな、と思ってたら、何と終演後飲みに行かれていたそうなんです。
その方とは…実は私がこいる師匠と漫才をやりたい、という気持ちを汲んで、背中を押してくれた私にとって先輩であり、今回の企画の善き理解者でもある金谷ヒデユキさんが観に来てくれてたんです。
実は終演後、金谷さんに「ちょっと行くか」とこいる師匠からお声掛けがあり、２人で飲みに行かれたそうなんです、もう…金谷さんも一緒にこっちに来てくれたら良かったのに！
いや、本当は分かっているんです…こいる師匠は騒ぎながら飲むのがあまりお好きではないということを。
これはもしかしたら手前勝手な理解をしているだけかもしれませんが…大人数で呑むのではなく、しっとり呑みたかったんじゃないかと思っていますが…これは私がこいる師匠の下に行くことになった際に訊いてみたいと思います。
ただ一つ、嬉しい話があるんです。
これは金谷さんから聞いた話なんですが…こいる師匠、微笑みながら「漫才楽しかった」と仰ってたんだそうです。
良かった。。。
こうして私が求愛した、こいる師匠との漫才は…ごくごく限られた範囲ではありましたが、少しずつ育まれて行くことになったのです。
準備などの負担は大きいんですが、その分の得たものの大きさはその何倍も大きくて…この時私は〔この『ザイマン演芸会』という企画を私のライフワークにしたい〕と思うようになりました。
そしてどうせやるなら年２回のペースでコンスタントにやりたい、そしてその軸となるのは勿論…昭和こいる師匠との“のいこい漫才のオマージュ”。
ただし２回目に向かうにあたり…昨日の日記でも綴った通り、幸いにして第１回が終わった後「楽しかった」と仰って下さってたというこいる師匠にその気持ちの変化がないか、確かめておく必要がありました。
秋口辺りだったでしょうか、浅草東洋館で出番が一緒だった日に…こいる師匠に確認させて頂きました。
「こいる師匠、前に漫才をやらせて頂いた会をまたやろうと思っているのですが…また一緒に漫才をやって頂けないでしょうか？」
「おぉっ！いーね！いつ？」
…２つ返事でOKを頂けました！
これで私の気持ちは固まりました、『ザイマン演芸会』を続けて行こう、と。。。
