とにかく自分の声の薄っぺらさ加減、これは普段何度も何度も袖で聞いていた筈のおぼん・こぼん師匠の声だった訳ですが…まさに“同じ板に立った”ことで気付かされた残酷なまでの現実でした。
最後のネタは大体10分尺くらいだったと記憶してますが…笑いの量は言わずもがな、比じゃないくらい笑いも少なかったですし、何より私自身が想定を遥かに超える惨敗である自分に愕然としながら…ずっと漫才に集中出来ないまま最後のネタが終わりました。
その後もおぼん・こぼん師匠の笑いの絨毯爆撃は容赦なく続きました。
寄席における独演会にエンディング=フリートークの時間を設けているのかは厳密には分かりませんが(少なくともこの時点ではそのような類はないと認識しておりました)…ここは“若手ライブと演芸のハイブリッド”がテーマ、しっかりWコロン+おぼん・こぼん+流れ星という、普段では観られない組合せでのフリートークの時間を用意しました♪
お二組ともとにかく全力で引っ搔き回してくれて、仕切りを担う私としてはこれ程までに楽しいひと時は中々ないこと♪
まずは流れ星を呼び込み、あれこれ感想やらを聞いてまして、そろそろ、といったタイミングでおぼん・こぼん師匠が飛び込んで来る!
その時のいでたちは…お二方とも上半身裸!
「何で裸になってんねん!」
…みたいな感じで月並みなツッコミを入れたんじゃないかと思います。
一方の流れ星もまけてはいられません!
瀧上に促されて一発ギャグを披露するちゅうえい、そこにまたおぼん師匠が対抗してギャグをぶちかまし、こぼん師匠が絶妙なアシスト!
私自身突っ込む本当に大変でした。。。
この時足を運んで下さったお客さんは本当に満足して下さったんじゃないかと思います。
ただそれは、本来であればWコロンで全てを賄わなければならなかったものだったのに…エンディングでも改めて自分の実力のなさを痛感させられる結果となりました。。。
Wコロンの独演会が終了。
会場の時間もあるので大慌てで後片付けをしつつ、おぼん・こぼん師匠に失礼過ぎる程少額の出演料をお渡ししようとした時のことです。
2023年7月23日