電話に出た遊平師匠の声は、想像以上に明るく元気でした♪
まずは近況を伺います…知らない振りをして驚くのもおかしいし、知っていることはお伝えしつつ、怪我をされてから電話したその日に至るまでの話を伺いました。
その端々に…“少しでも笑いにしてやろう”という気概というか、前向きな気持ちが感じられて、電話をしながら安堵と貰うことが出来ました♪
そして私から…本題。
正直、私の企画したライブで、集客も出てくれる金谷ヒデユキさんや後輩芸人たち頼み。
交通費程度しかお出し出来ない旨もお伝えしたんですが、答は即答で…
「有難う!出させて!」
…嬉しかったなぁ、、、その理由は遊平師匠が前向きに活動的な選択をして下さったこと!
私はそれだけでもう、ライブはやる前から成功に等しい手応えを感じたのでした。。。
漫才協会のメンバーによるトークライブ、日曜日の昼、下北沢にあるシアターミネルヴァという、若手芸人がネタライブをやることでお馴染みのライブハウスで開催することになりました。
出演してくれたメンバーは…金谷ヒデユキさん、ハマカーン神田くん、いち・もく・さんのくぼた君、三拍子の高倉、そして若手でドルフィンソングの二人。
そしてゲストには…大空遊平師匠!
出演する、私を含めた皆さんの最大の心配事は…怪我を経た遊平師匠の今について。
“腕を切断された”という事実を、お客さんはどう受け留められるのか…最も心配されていたのはご本人である遊平師匠。
とにかく「出てそのこと分かったらお客さん、引いちゃうかもしんないんよね」「それでも大丈夫?」…当然ながら今まで経験したことのない状況での舞台ですから、それは遊平師匠ご自身も当然予測出来ないこと。
「大丈夫?」ということに関して言えば、企画しお声掛けした私的にも当然想定の範囲内です。
ただ、一つ間違いなく言えること、それは…大丈夫かは分かりませんが、その後の本番の時間の中で、少しずつ“大丈夫”という手応えを感じ取って頂けるようなライブにしたいし、そんな手応えを感じさせてくれるようなメンバーに集まって貰えた、ある種の確信みたいなものもあって…私は不思議と「大丈夫ですよ!」「どうにかして盛り上げますので!」と即答したのでした。
「私がダメでも、腕のある芸人がどうにしかしてくれますから!」とは、さすがに言えませんでしたがっ。
2023年10月16日