最も“こじらしてしまう”パターンは…私のように自分でネタを書き、自分で演じることで“受ける”という、成功体験を知ってしまった場合。
私のような凡人的にはネタなんてもんはそうそう良い出来のものが出来ないんですが、それでも自分で作ったネタ受けた暁にはとんでもない充足感を味わうことが出来る。
これが…忘れられなくなるのです。。。
自分で考えたものが受ける喜び、それを自らが実演して受ける喜び。
その一方で、ネタを自分で考えて自分でやる芸人なんて吐いて捨てる程居るのです。
すなわちそこが叶っていること=将来を約束される訳ではないのです。
そして、その少しずつ大きなお仕事をやるようになり、そこでも成功を収めると…その喜びは自信へと変わって行きます。
ただ…そうそう続かないんですが。
バズるフェーズに入っている時は良いのですが、そこまでじゃない時はあくまで点でしかなくて、善くなったりそうでもなかったり、結果引いて俯瞰で見たらただただ横ばいにしか見えないというような状況。
でも辞められないんです…少ないなりの良い結果が自分の誇りであり、支えだから。
そして時代も…今や完全に供給過多状態。
一昔前はなかったお笑い芸人の養成所がまずは吉本さんと人力舎さんで出来、そのうちにお笑い芸人を抱える事務所が次々養成所を設立。
養成所の数だけ芸人が増える環境になってしまいました。。。
しかしながら芸人が増えたから仕事も増えるという訳ではありません。
完全なる供給過多状態となったお笑い芸人市場。
加えてフリーで活動する芸人さんも居て、それがまた厄介なのが芸人って申告ベースの職業で、言えばなれちゃう的なところもあるのです。
当然ながらそれだけじゃ生業として成立しない訳です。。。
2024年3月8日