ANVILの映画が公開されたのは２００９年の話。
映画の冒頭は…先述の１９８４年開催の『スーパーロック’８４』に出演したシーンから始まる。
この頃のANVILは注目を集め、未来に明るい光しか見えない状況。
大観衆の中でのパフォーマンスはミュージシャンにとって、まさに至福のひと時と言って良い。
しかしながら、その人気も陰りが見え始め…その後舞台は２０年後のANVILの話に。
年齢で言うなら５０を超えた辺りのメンバー２人。
このメンバー２人というのは、ANVILの結成メンバーであり、ヴォーカル・リードギターであり、バンドのリーダーでもあるスティーブ“リップス”クドロー（以下リップス）、そして同じく結成メンバーであり、ドラマーのロブ・ライナー（以下ロブ）。
２人はこの頃、ミュージシャン稼業で生計を立てて行くことが出来ない状況で…リップスは給食センター、ロブは建設作業員として働く日々。
ANVIL自体は新メンバーを加えて活動しているが、若かりし頃の栄光は今はなく、地元でライブに出演してもお客さんは数人といった状況。。。
ここまで綴っていてね、ふと気づく訳です。
これって芸人と何ら変わらないじゃないかと。
芸人も同じくです、、、注目を集めている時期は仕事もあり、沢山のお客さんに囲まれ、ちやほやされる日々、しかしながら…その栄華も長くは続かない場合も勿論ある訳で、そのままスター街道を歩めない場合、あとは下降する一方という。。。
映画に関して言うと、このあとまた一難去ってまた一難といった感じで波乱に満ちた展開が続くのですが、そこまで紹介してしまうと単にネタバレになるだけなので…ご興味ある方は是非映画自体を御覧頂きたいと思います。
２０２４年３月５日
