しかしながら…1つのアイデアが浮かびました。
昭和こいる師匠と“昭和のいる・こいる”の漫才がしたい!と思い立った企画、『木曽さんちゅうのザイマン演芸会』。
この“5名の方と漫才をする”企画のお一人に…実はナンセンスの岸野師匠に出て頂くのはどうだろう?、そんなアイデアが浮かびました。
理由はズバリ、“旗揚げゲーム”を一緒にやって頂きたい!
私が原田師匠の立場になり、来てくれたお客さんにお手伝い頂いて…もしかしたら私が知り得なかったネタの運びでのコツとか、ヒントとかが学べるかもしれない…これは迷う理由はないと思い、直ぐに岸野師匠にご相談させて頂きました。
すると岸野師匠は…「有難う、考えさせてください」と保留されました。
その表情は笑顔。
私はそれだけでも、〔お誘いして良かったな〕と思いました。
それから1カ月後くらいだったかなぁ、1通のハガキが届きました。
その差出人はそう、岸野師匠。
その内容は…“お誘い頂いて有難う。とても嬉しいんですが、今1人になったところでやりたいことが色々あって…今回はお断りさせて下さい”という申し出でした。
私みたいな後輩の相談にわざわざハガキでお断りされる旨を伝えて来られたことに対する恐縮と律義さに胸を打たれつつ、〔この話、もしかしてコンビ結成のお願いと勘違いされてるんじゃないか?〕という、疑問も浮かんだんですが…今更それを問いただすのもややこしい話になりそうで、諦めてしまいました。
いやぁ、どうだったんだろう。。。
この時、既に岸野師匠は耳を悪くされてて…電話でハガキを伝えようとも思ったんですが、うまく伝わらない可能性もあるので…浅草東洋館で直接お詫びと御礼をお伝えしたのですが、この時その辺りの部分を確認することはしませんでした。
人生、ことごとく答が分からないことばかりです。。。
2023年09月24日