お客さんとさほど変わらない感覚で袖で観ていた東京丸・京平師匠。
その意識が少しずつ変化して行ったのには…やはり独演会での気付きが影響したことは間違いないところ。
私はツッコミ担当でしたので、やはり注目すべき京丸師匠を受け留める京平師匠。
常にその場で聞いたこと、見たことを踏まえて反応する柔軟性…京平師匠はとにかく返しがしなやかなんです。。
そしてそのしなやかさとは、その場に合わせて言葉選びを微妙に変えられること。
私なんかは…時に力づくで行こうとしたり、言葉のチョイスを間違ったりしてしまうことも多々あるんですが、京平師匠はまさにその私が足らないところを持ち合わせてらっしゃる“ツッコミの匠”。
この全ては私が京平師匠に対して学びの姿勢で向き合い出して、初めて気付いたことなんです。
もっと早く気づきたかったなぁ、と思っています。
京丸京平師匠が素晴らしいところは、私がWコロンを解散しても尚、私に対する接し方が変わらなかったことです。
それどころかむしろ励ましてくれて…「木曽ちゃんは1人でも大丈夫だよ!喋りがしっかりしてるから」と…自分では今の今でも“喋りがしっかりしてる”とは思ったことがありませんが、いつも励ましてくれました。
加えて私がピンで立っているステージも変わらず袖から観てくれたり。
ただ唯一変わったことと言えば…出番を終えたあと「イーねぇ」というような感じでは殆ど言われませんでした。
それは誰より私自身が一番分かっていることですし、むしろそのことがここまでの言葉に対する真実味に繋がるので…変に嬉しく思ったものです。
こういったやりとりが日常的に生まれた京丸・京平師匠との関りは何故生まれたのか?
1つは勿論、京丸師匠、京平師匠のお人柄。
何よりお二方の朗らかさに因るところは大きいと思います。
そしてもう一つ、これは間違いなく私がポイントであること。
2023年07月30日