ここで少し、僭越ながら自分の話をさせて頂きたいと思います。
前に組んでいたコンビWコロンの演出についてです。
コンビを組む際、指針として“うまい事を言う”というのを前面に出して行くことにしました。
前の相方さんはWコロンの前のコンビの時からその“うまい事を言う”という芸を押して来たそうですが、当時の相方さんからは全否定されていたそうです。
「ライブでそんなネタやってるヤツ、1人も居ない」
これが前の相方さんの相方さん(ややこしくてすいません)からの言い分だったそうですが、そこに関して私は「それこそが価値があることだ」と伝えました。
ライブで右も左もやっているようなことをなぞっても、結果没個性に身を置くだけで、その先は決して明るくありません。
故にその“うまいこと言う”ことを前面に押し出して行くことに関して、私自身が全肯定であったことが始まりとなった訳です。
ただ、当時前の相方さんが口にしていた“うまいこと言う”という呼称は気に入りませんでした。
何となく漠然としていて、入って来ないし、看板に載せるにはちょっと鈍い感じに思えたんですよね。
これが結果的に“謎掛け”という表現にシフト出来たのは(ちょっとニッチ過ぎるところは気になりましたが)良かったように思います。
STRYPERにおける“クリスチャンである”ことを表に出して行くことは、とてもシンプルだし、STRYPERでの活動が“布教活動”であるという紹介の仕方は、私にとってとても理解が出来るアプローチだと思ったのです。
そしてもう1つ大切なのは…STRYPER自身が“クリスチャンである”という事実。
私はこの点こそがとても大切なことであると考えています。
2024年1月27日