『昨日より今日はもっと×2!素敵』 BLOG(イケてる大人計画)

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【音響効果・住吉昇の日々の出来事「昨今明日も元気」】第52回・「音響効果の世界(仮)」第44回は「デジタルのお勉強 その8」をお送りします。「今日も元気」にそして「あしたの元気」に繋げましょう![8月12日]

音響効果の住吉昇です。
前回は、楽器やマイクなどのアナログ信号『音』をデジタル信号に変換しコンピュータとつなぐことができる「オーディオ・インターフェイス」を勉強しました。

今回は「取り込んだ『音』を整音する」です。

取り込んだ『音』を整音する

コンピュータに『音』取り込んだ後は、『音』を全て同じ音量に整音していく作業に続きます。

ここでの作業は、ディレクターやプロデューサーなどと打ち合わせしたことを基にして効果音という具体的な形にしていく作業になります。多くは台本を基本に進めていきます。

 

すでにスタジオで録音した音源またはこれからスタジオで録音する音源には多くの場合、録音するときにある程度の整音処理が施されているのをご存知ですか。

 

その一つが録音する音を最適な録音音量に調節されているということです。当然と言えば当然なことですね。

 

その他に録音する「音源」(この場合、素材とお考えください)に合わせてEQ(イコライザー)が設定されて、Comp(コンプレッサー)によって「音源」が圧縮されていたりた状態を録音していきます。

この段階ではONマイクで収録するのか、OFFマイクで収録するのか、その距離などは決めて録音しますが、それ以上具体的なもの(処理)はまだ先になります。

あくまでも素材収録と考えているためです。

 

先程、適度にと言いましたが後の整音作業によって録音した効果音の方向性を決めるため、録音の段階では適度に処理しているんですね。

 

ここで、適度な録音の際の処理を具体的に見ていきましょう。

 

まずはマイクの種類を決めます。音声(録音)さんとの打ち合わせによって、この音源はダイナミックマイクでとか、コンデンサーマイクでとかは事前に決めているのですが、録音していく過程で打ち合わせしたものと違うことがあります。録音する素材によって変わったり、その時の台詞との兼ね合いだったりで変わってきますね。

これも当然といえば当然なのです。

 

先にコンデンサーマイクで録っておいて、ダイナミックマイクで撮り直し何てこともありまるし、コンデンサーマイクで録ったものを後処理でダイナミックマイク風に処理したり、リボンマイク風に処理したりしています。

その時のシーンに合わせて処理しているんですね。

 

 

処理で使われるプラグイン 

DAWで録音する場合や後処理で使われるエフェクトをプラグインという呼び方をします。

 

DTM(デスクトップミュージック)ではソフトシンセやエフェクトをプラグインと呼んでMIDI音源を処理していましす。

これと同じように、DAWでもエフェクト処理をプラグインによっておこないます。

 

音響効果ではエフェクト系と言われているエフェクトを主に使用しますが、

エフェクト系には大きく9つの分類があります。

どのようなエフェクトがあるのか具体的に見ていきましょう。

筆者が普段から使っているもので紹介していきます。

 

1. 空間系

音源に残響を付けて広い空間を再現するエフェクトです。

やまびこ効果を付けることができます。

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D-Verb

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IR1-Full

 

リバーブ - Reverb

ディレイ - Delay

 

2. 周波数系

音色を変えるために使います。

特定の周波数を削り、取り除き効果を付けます。

逆に特定の周波数を足つことが可能です。

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EQ3 7-Band

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Q10

 

イコライザー - EQ

エキサイター - Exciter

エンハンサー - Enhancer

 

3. ダイナミクス系

ダイナミックレンジを調整するために使います。

アタックやリリースで音色を変化させ音作りに使います。

す必要な音の音量を下げることが可能です。

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Compressor/Limiter

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L2

 

コンプレッサー - Compresser

ゲート - Gate

リミッター - Limiter

マキシマイザー - Maximizer

ディエッサー - DeEsser

エクスパンダー - Expander

 

4. アナライザー系

音の成分分析をするためのメーターです。

音色を変えることは出来ません。

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VU メーター

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Peak メーター
 

ラウドネスメーター - Loudness Meter

ピークメーター - Peak Meter

RMSメーター - RMS Meter

周波数スペクトラムアナライザー - Spectrum Analyzer

 

5. ノイズ除去系

録音の際に入ってしまったノイズを除去するエフェクトです。

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X-Click

 

ノイズ除去(ヒス、ハム、クリックなど)

 

6. 歪み系

主にエレキギターの音色を変化させ音作りをします。

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DISTORTION

 

オーバードライブ - Over Drive

ディストーション-Distortion

 

7. モジュール系

音を揺らし、揺らした音同士をさらに揺らしぶつけることで位相変化させ音色を作るエフェクトです。

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CHORUS

 

コーラス - Chorus

フェイザー - Phaser

フランジャー - Flanger

 

8. シミュレーター系

アナログ機材を通したような音を再現します。

 

アンプシミュレーター - Amp Simulater 

マイクシミュレーター - Mic Simulater

真空管シミュレーター - Tube Simulater

テープシミュレーター - Tape Simulater

 

9. 補正系

歌や演奏の音程やタイミングのずれを補正します。

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Tune

 

ピッチ補正

タイミング補正

 

以上が主なものです。

 

  

エフェクトと聞くとなんだか難しく感じかもしれませんが、「これは何をするためのものなのか!?」を理解することで使いやすくなると思います。

 

※各プラグインにはプリセットが多くあるのでその中から好みの音色を見つけることから始めると、その後はプリセットのパラメーターを微調整することで自分の音を作ることができるようになっていきます。

 

プラグインの規格 

プラグインに規格があることを知っていますか!?

普段使っているDAWによって使えるプアラグインの規格が違うんです。とても大事なことなので注意しましょう。

※LogicはAU、ProtoolsはAAX、CubaseはVSTなど…。

 

まとめ

各DAWの規格に合うプラグインをとことん試して、使ってみて下さい。

新たな発見があるかもしれません。 

 

 

最後までお付き合いくださいまして有難う御座います。 

本日はここまでとさせて頂きます。

 

次回も乞うご期待!

一緒に「今日も元気」にそして「あしたの元気」に繋げましょう!

 

音響効果・住吉昇

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