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【音響効果・住吉昇の日々の出来事「昨今明日も元気」】第50回・「音響効果の世界(仮)」第42回は「デジタルのお勉強 その6」をお送りします。「今日も元気」にそして「あしたの元気」に繋げましょう![6月9日]

音響効果の住吉昇です。
前回は、楽器やマイクなどのアナログ信号『音』をデジタル信号に変換しコンピュータとつなぐことができる「オーディオ・インターフェイス」を勉強しました。

今回はその「オーディオ・インターフェイス」をさらに掘り下げていきたいを思っています。

オーディオ・インターフェイスを選ぶポイント

そもそもコンピュータにはヘッドホン端子があって、スピーカーだって付いていて「音を聴くこと」ができますよね。ですが単純に聴くだけなら良いのですが音質がどうのといえるものではないのです。その他にはギターやマイクなどをつなぐ端子が付いていないですね。コンピュータに「音」を取り込むには、DAWとオーディオインターフェースはセットで考えるべきなのです。

 

オーディオ・インターフェイスはコンピュータに『音』を録音し、再生するための機材です。ハイクオリティーな録音と再生ができるようになっています。機種によって機能や音質が異なります。幾つかのチェック項目があります。確認していきましょう。

 

選ぶポイントってなんでしょうか

 

・コンピュータとの接続端子の形状

・入力、出力の数

・音質(サンプリング周波数・ビット深度)

・音の遅延(レイテンシー)

・価格      などなど

いろいろな選ぶポイントがあると思います。付属でDAWが付いていたり、マイクやヘッドホンなどのセット商品があったりと選ぶのに一苦労ですね。

 

オーディオ・インターフェイスにつないでみよう

コンピュータで音楽の制作や映像も取り込んでのMA作業やSE作成作業をする際に必要になるのが「オーディオ・インターフェイス」です。オーディオI/O(イン/アウト)とも呼ばれ楽器やマイクロフォンとコンピュータをつなぐ、大事な役目があるのです。

 

下の映像は代表的な接続例です。

ヘッドホンでモニターをすることでモニタースピーカーを省くことができますし、MIDIキーボードは必要に応じて、USBMIDIキーボードとオーディオインターフェースにつなぐMIDIキーボードを使い分けたりと、く自分なりに工夫して接続する事をオススメします。

 

一般的な接続例

代表的な接続例です。

ヘッドホンでモニターをすることでモニタースピーカーをつながなくて良いですし、MIDIキーボードは必要に応じて、USBMIDIキーボードとオーディオインターフェースにつなぐMIDIキーボードを使い分けたりします。自分なりに工夫して接続する事をオススメします。

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 オーディオインターフェースはコンピュータとケーグルを介して接続します。そのケーブルの両端に接続端子が付いていて、このケーブルで情報のやり取りをしています。その端子は大きく分けて3種類あります。

USB端子、Firewire端子、Thunderbolt端子の3種類です。

自分のコンピュータにどの接続端子に対応しているのかを確認しておくと良いでしょう。

 

それでは接続端子を見ていきましょう。

USB

コンピュータではごく一般的な規格になります。USBメモリーなどでお馴染みかと思いますが、USB2.0、USB3.0の2種類が存在します。ほとんどのコンピュータはUSB端子を備えているので、使っているコンピュータがUSB2.0かUSB3.0かで選ぶタイプが変わります。

USB2.0とUSB3.0の違いは速度の問題です。お使いのコンピュータの端子がUSB2.0の場合でもUSB3.0は使えますが、USB2.0の速度でしか使えていません。その逆でコンピュータの端子がUSB3.0の場合でもUSB2.0は使えますが、USB2.0の速度でしか使えません。

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  USB2.0 type                              USB3.0 type

Firewire

最近のMacには搭載されなくなりましたが、元々Apple社が開発した規格です。今のMacはThunderbolt経由でFirewireが使えます。

Windowsマシンではどうでしょうか。ノートPCではカードバスが使えるタイプであれば可能性があるのですが今のノートPCには見かけないですよね。デスクトップだとPCIに増設ができるのでまだ使えるということです。

しかしFirewire搭載のオーディオ・インターフェイスモデルが徐々に減っている気がします。 ウ〜ン!残念です。

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  Firewire type

Thunderbolt

Macの現行規格です。最近のwindowsマシンにも搭載しはじめていると聞きました。通信速度が速く、オーディオ・インターフェイスの性能を表す項目の中の一つに「レイテンシー(音の遅延)」があります。

オーディオ・インターフェイスからコンピュータで処理された後おー、オーディオインターフェースに戻ってきて出力されるまでにかかる時間のことをいうのですが、その遅延時間が小さければ小さいほど、いわゆる速いほど、性能が優れている、高性能であるというわけなのです。

Thunderbolt接続は高性能に分類されています。速度が速いということは多チャンネルに向いていると言えるでしょう。

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   Thunderbolt type

 

入力の数、出力の数 

まず最低限必要な入力数は2ch(チャンネル)分だと思います。キーボード(シンセサイザー)のアウト(L.R)2ch分を考えた場合が最低限必要だと思います。低価格帯のオーディオ・インターフェイスも入力2chが最低だと思います。そう考えると出力も2ch(L,R)が必要ですね。

入力は差し替えてギター、ベースなどはHiインピーダンスを備えている端子に接続し、その他の楽器は打ち込みで、なんてやると2ch入力で足りると思います。

 

他の機種を見ていくと、アナログ4in/2out、4in/4outや8in/8out、16in/16outとアナログ入力が増えていきます。

 

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   REM Multiface(8in/8/out)

 

はじめに入力の数です。

入力チャンネル数が増えると楽器を差し替える事なく常時つないでおくことが可能になります。さらにマイクも一緒に使え、録音したい時にいつでも録音を始めることが可能になります。リハーサル・スタジオなどではバンドの一発録りが可能ですね。

 

次は出力の数です。

出力チャンネル数が増えるとモニター・スピーカーの数を増やす事が可能で、ミキシングをする際のモニター・スピーカーを切り替えての聴き比べが容易になります。

何をやりたいのかを考えて必要な入力数を選ぶ事が大事だと思います。

 

音質(サンプリング周波数・ビット深度)

サンプリング周波数とビット深度は、音質のフォーマットを表しています。

一般的なCDのサンプリング周波数は44.1KHz、ビット深度は16bitです。

アナログ信号をデジタル信号として記録し再現するためには周波数の倍の周波数でサンプリングする必要がると言われています。CDはサンプリング周波数が44.1KHzなので、再生可能な周波数は22.05KHzまで理論上再生できることになります。

 

サンプリング周波数の数値が大きくなる=元データに近づく

 

サンプリング周波数が高くなると元音の再現性が良くなり、元音に近づいた音質になるのですね。

 

 

 

ビット深度は

同一サンプリング周波数で、一番小さな音量と大きな音量を何段階で表すかを決める数値のことです。ビット深度が高いほど高音質でリアルな音色を感じることができるのです。16bitと24bitがよく使われています。

44.1KHz/16bit、48KHz/24bitと表記します。

より高音質な192KHz/24bitに対応した製品もあります。

 

ビット深度の数値が大きくなる=元データに近づく

 

その他

楽器録音の時に気になるのがレイテンシー(音の遅延)だと思います。

Thunderboltの項目でも書きましたが、コンピュータの処理にかかった遅延がレイテンシーです。処理されてから戻ってきますのでその分遅れるわけです。しかし減らす方法があるんです。

DAWソフト側で、バッファーサイズを変更することである程度の調整ができるにです。完全に0、つまりなくすことはできませんがお試しの価値ありです。

さらにオーディオ・インターフェイスでもッコンピュータを介さない「ダイレクトモニタリング機能」という機能を搭載して、レイテンシーを回避している商品があるんです。オーディオインターフェースのモニターつまみを操作することでコンピュータの手前、つまりオーディオインターフェースからダイレクトに音がきのモニターをすることが可能になっているのです。厳密には遅延はあるものの気にならない程度まで軽減しているということです。このようなオーディオ・インターフェイスを使うのも一つの対策ですね。

 

次に気になるのが「価格」だと思います。

基本的には「音質は価格にほぼ比例する」と言って良いでしょう。コンピュータとの接続の高速化や入力端子・出力端子が増えたり、サンプリング周波数が高くなったりと高性能になればなるだけ価格は上がっていきます。

価格帯としては数千円台から数十万円まで幅広く様々です。自分に合うものをじっくり探しましょう。何をやりたいのかをはっきりとさせることが大切です。そこから自分に合うものが見えてきます。

 

インプット・アウトプットは、2in/2out、2in/4outもしくは4in/2out、4in/4outを探すと良いでしょう。サンプリング周波数・ビット深度は48KHz/24bitのオーディオ・インターフェイスで初めても良いのではないでしょうか。

最初のオーディオ・インターフェイスは使い倒すほど使ってみてください。そのぐらい使うことで自分にあったオーディオ・インターフェイスが見えてきます。ステップアップを目指しましょう。

 

まとめ

オーディオ・インターフェイスの重要性、大事な役割がわかってもらえたでしょうか。さて次回は実際に音を取り込んでいきたいと思います。

 

最後までお付き合いくださいまして有難う御座います。 

本日はここまでとさせて頂きます。

 

次回も乞うご期待!

一緒に「今日も元気」にそして「あしたの元気」に繋げましょう!

 

音響効果・住吉昇

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