バンドを上手く成り立たせて行くことは本当に大変なことだと思います。
芸人なんて2人や3人でも不仲になってしまうことがあるのに、それがバンドとなると4人、5人とメンバーが増える訳ですから…その分トラブルのリスクは高まるんじゃないかと思うのです。
一方で…2人や3人だと一旦ギクシャクしだしたら、その後の逃げ道が無くなってしまうので…改善させるのは大変、と言う考え方も出来るかも。
これが人数の多いバンドの場合だと、AさんがBさんとギクシャクしても、他のメンバーであるCさんやDさんと関わることで回避できる可能性がある、とか。
まぁ、そんな風にシンプルにいかないから人間関係って難しいんじゃないかと思うのですが、そこを中立的にコントロールするのが“マネージャー”と言われる仕事の、とても重要な仕事なんじゃないかと思うのです。
どうなんだろうねぇ、中立な立場で居るマネージャーって実際どれくらい居るんでしょうかねぇ。
私はスケジュール管理なんかよりウンと難易度が高い仕事だと思うのです。
バンドの解散やメンバーの脱退理由でよく“方向性の違い”みたいな理由を目にすることがありますが…それもこれも探って行くと実は殆どが“人間関係のもつれ”でしかないんじゃないかと、私は思っています。
関係性が良ければ、話し合いで解決出来ることも多いでしょうからねぇ。
あと、これは芸人の場合多い話ですが、実質コンビとしての活動は終息してしまっているのですが、敢えて解散を公言せずに、それぞれがピンでの活動へとシフトしていくパターン。
私、これ、メチャメチャ賢いな、と思うのです。
ネガティヴな要素はなるべく伏せて、自然に次のステップへと進む…とてもクレバーだな、と思うのです。
2024年2月27日