そんな漫才協会内で最も身近に感じていたおぼん・こぼん師匠に胸を借りる日がやって来ました。
…というと、誰かが用意した舞台のように思われてしまいますが、そうではなくて…Wコロンが自主企画として定期的に開催していた単独ライブのゲストとして、おぼん・こぼん師匠をお招きしようという話になりました。
そもそも若手芸人が使う劇場で単独ライブやトークライブを主催していたんですが、この時はちょっと趣を変えて“独演会”と銘打ち、ゲストを迎えて合間でネタをやって頂きつつ、自分たちが新作の漫才を披露する会にすることになってのです。
これはあくまで当時の私個人的な疑問なんですが…噺家さんが“独演会”として会を開かれる際、(全ての方が、ということではありませんが)ゲストを入れるケースが多いのが気になってまして。
これは寄席のしきたりなのか、物理的に居れる方が良いからなのか…その真相を明かそうとしたことはないのですが、正直〔独演会なのに何で独演じゃないんだろ?〕と思っておりました。
そこで〔じゃあライブハウスで1組でやる“単独ライブ”ではなく、ゲストを招いて自分たちが主賓となってお届けする“独演会”をやってみよう〕というのがそもそものキッカケで。
会場も普段は寄席の開場として使用されているお江戸日本橋亭にしよう、ゲストも二組にして1組は演芸場側から、もう1組は若手芸人から呼ぶことにして、その組み合わせの妙も楽しんで貰おうということになりました。
演芸サイドは…おぼん・こぼん師匠。
若手サイドは…流れ星(現・流れ星☆)。
最高の組合せだと思いません??
構成としては、前半から後半にかけてWコロンの新ネタ。
最後のネタの前に流れ星→おぼん・こぼんとネタをやって頂き、締めは自分たちの新ネタ、という構成にしました。
やはりここは主役としての意地もありますからね、、、そんな感じです。
さて当日。
自分たちのお客さんの前なので当然そこは有利な筈ですが、ゲストと違い、お客さんの前で絞り込んでいない新ネタなのでやはりばらつきは出てしまう。
などなど、本番に向けて心配は尽きないんですが。。。
2023年7月21日