ナナイロなので、色々なことを書こうとストックしていたのですが、
現在、ある一つの事で、また軽~く何千字オーバーすると確信したので、とりあえず
筆をとった風谷でございます!!
先に言っておきます。
今回、 熱いです!!!!
数日前に劇場に行って観た映画、それは『 湯を沸かすほどの熱い愛 』
数か月前にそのポスターをパッと見た時は、宮沢りえさんは元気に笑っているし、富士山ドーンのTHE銭湯にかけたような題名が、「あ、なんかちょっとポップでコミカルな映画なのかな、宮沢さん珍しいな、楽しくほっこり系なのかなぁ~。」なんて思ってました。
その後、あの映画いいよ。って声がチラッと耳にするようになってきて、決めては、
大信頼している映画プロデューサーのEさんが、あの映画凄くいいよ。絶対観た方がいいよ。宮沢さん、主演女優賞とるよ!
女優をしている身として、見なきゃ!!というのと「紙の月」でも宮沢さんのリアルな演技に惹きつけられ、大好きな女優さんでもあり、
撮影などひと段落して、公開情報を調べたら、あ!!もうすぐ終わってしまう!急がなきゃ!!!ということで、
慌てて足を踏み入れました。
私はいつもなるべく情報を持たずに観に行くタイプなのですが、劇場を調べた時にサイトのトップページの文字を読んでしまいました。「最高の愛を込めて、葬(おく)ります。」と「葬」だったので、一応ハンカチを2枚持って。。
結果、私の涙タンクが沸かされ過ぎて、吹きこぼれっぱなし。
途中ある子供が、「宜しくお願いします。」と、改めて、とても切なく言う辺りからは、(まだ前半です。。) もうハンカチで拭うのを辞め、アゴの下にハンカチを置いたままにして、頻繁に流れ続ける涙に、もうただの受け皿的に使う状態に。。
私の中の邦画ランキング、いや映画ランキングが数年ぶりに入れ替わりました。
映画館を出てまず出た言葉が、「ヤバイ、、やられた。。。」
その後は、あそこが良かった、あそこはやられたって話を1,2時間は余裕でできましたね。というか数日間いけましたね。
そんな、映画本来の醍醐味が久しぶりにできた、本当に素敵な作品でした。
最近て、あとは皆さん次第で、という感じで答えのない考えさせる割合が多かったり、
新しい刺激を与えるために複雑化された内容だったり、
映画館を出てから興奮して話したくなるような機会が自分には少なかった気がします。
この映画もすっごく脚本とか考えられているし、鑑賞後の会話で、監督が中野量太サマで、脚本もオリジナルで書かれているとのことで驚き、構想期間はどの位だったんだろうー!って凄く気になったのですが、[湯を沸かすほどの熱い愛 構想期間]で検索してもわかりませんでした。。 監督は家族のお話しを沢山作られていらっしゃるのですね。
とゆうことで、観ながら驚いたり、騙されたりするんですけど、
それが全て、素敵な塩梅なんですよね。「やられたー!」の語尾に全部ハートマークがつくような❤
それは、宮沢さんから滲み出ているものも、影響しているんだろうな。。
なんだろう、こんなにも登場人物を「好き」になったことがないかもしれないです。
ファンの方とかがその対象の方を目の前にすると、いきなり号泣される方とかいるじゃないですか。私はその沸点が凄いな~って思っていたんですけど。
今宮沢さんを目の前にしたら、「抱きついてもいいですかぁ!?」って泣きながら言ってしまいそう。
危ないぞ自分、。気をつけよう(笑) でもそれだけ本当に、役が宮沢さんに乗り移っていました。
最近職業病で、役者さんどうやって演じてるかなって見ちゃったりとか、そんな立場じゃないのに脚本の校閲をしてしまうとか、とっても切なく残念な習性があったりしたんですが、
昔みたいに何も考えないで映画を観てた自分に戻れていました。
映画を、楽しんでいました。
そして最後の、あの「赤」が目に焼き付いて離れません。
最近たまたまお芝居の事でお葬式について詳しく調べたりしていて、
それまで全然詳しくなかったというか、避けていた部分でもあったんですが
その扉を開かなくてはいけなかったので、開いてみたら、
今まで自分で思っていたものとは違うものに行きついて、
それが今回のものとベクトルが同じで、
凄く考え深いものがありました。
音楽もヤバくて、あの画に、エレキの力強い音がぶつかってきて、その後に包み込むような優しい声が重なって、私は一気に沸点に達しました。
最後、椅子が小刻みに振動していたら、私が嗚咽を懸命に堪えていたからです。お近くの方、すみませんでした。。
今もこれを書きながら大音量で聞いてます。きのこ帝国さんの「愛のゆくえ」☁
やっと涙流さず聞けるようになりました。
でもあの美しい「赤」を見るのは、絶対映画館です。
スクリーン意外は真っ暗で、あの音楽が流れて、、、。
全体を通しても思いましたが、
邦画も映画館で観た方がいいですって、これからは胸を張って人に言えるような作品でした。
観てすぐ慌てて記事に書かなかったのは、アカデミー賞を獲るって私も確信したから。
授賞式の3/3日以降に、絶対また映画館で上映されると思ったから。
作品賞か監督・脚本賞あたりを獲る、そして主演女優賞も獲るって思ってました。
皆さん、
やってますよ!!! 映画館で!
どうぞ足を運ばれて下さい。
昨日のアカデミー賞授賞式の前に宮沢さんのインスタで、「式に少し出てもう舞台に戻りまーす」っていうのを見て、またしても?!、と思いましたが(確か前にもありましたよね?)、カッコいいなと思って、私のインスタでも、湯を~が最高に良かったから!て予想を書きましたが、
親子受賞、(主演女優賞と助演女優賞)
おめでとうございます!!!!!勝手にまた感動。。
番組中に、映画の映像と音楽が流れる度に、泣いてしまう始末でしたが。。
作品賞などは別の映画でしたね、作品賞もいってたら、またナゾに嗚咽するところでした。。
杉咲さんがずっと眠れなかったとおっしゃっていて、そんなに緊張される方なんだなってことが以外でしたが、
ああ、きっとこのあと宮沢さんが笑顔で抱きしめてくれるんでしょう!っと思ったら羨ましかったり。 (危ないてば自分。)
・・・ 。
相変わらずの映画の内容についてまったく書いていない私ですが、(理由は前回の記事をご覧下さい( ..)φ)
「待ってよ、話の内容全然わからいよ、ざっくりどんなものかだけ教えて。いいよいいよって言われても私は違うかもしれないし!」って思われたかたは言って下さい。専用にそれバージョンも書けますよ☆
いや、でも、、、 公式HPに、ストーリーを予測できそうなことが書かれてありました。でも私はそれを読まずに、映画を観ました。
だからこそ、有難いことに漏れなく、全てのひっかけに、引っかかることができました✨
脚本て、それだけで完成されてるものだと思うんですよね。先にキャチコピーや宣伝文句を見るだろうってことを踏まえて書いてるわけじゃないと、思うんですよね。
もちろんその映画を知ってもらうために宣伝は大事なことかもしれないんですけど。
CMもやってなかったと思うので、宣伝Vも見ていないし、何も読んでないし、
見てたら予測できちゃった部分がありました。
ま、そこは人によるかもしれないのですけど!
私は、それでよかった。。
あと、しつこいデスケド、、ホントに映画館じゃないと、見えてこない、感じれないものがあった気がします。
今回はたまたま渋谷のUPLINKというところで観たのですけど、こじんまりしていて、リクライニングチェアーとかあって、何か誰かの家に招かれたような感じで、、。
それが逆にこの家族に招かれたような気分というか、、なんかこの家族が身近に感じれたかもしれないです。 大きな映画館でも同じように観れたかなぁ~。
気のせいなのかもですが、
映画によって映画館を選ぶのも、面白いかもしれないなと思いました。
DVDじゃなくってもっと映画館に足を運ぼうと思わせてくれた映画でした。
情報がなくても、とりあえず行ってみる。
多種多様なのが人間なので、当たりはずれあると思います。
100回ハズれても、一回の、
人生を変えるような感動に出会えたら素敵なことだなって、思うんです。
映画ってできると思うんですよね、そんだけ凄いものだと思うんですよね。
だから、今回おススメしてくださった、映画プロデューサーのEさまには本当に感謝なのでして、
だからこそ、私も今回の記事を書かせて頂きました。
ちょっと薦め方エグかったかもですが。。。
まとめるとデスネ、鑑賞後にひたすら話した後、最後に出た言葉は、、
「私も出たかったーーー!」
何十年と残る映画って凄いなぁ、、出たいな!、と思ってこのお仕事を始めて、
いち映画人としてハズレがあるとか言ってはいけない、というか言いたくない、
から、
心の湯が沸騰するような映画に出たい、 出ます!
PS. 明日6日に、ミス小野小町のイベントとして、名古屋駅前にてお昼12:00頃より1時間程活動しております。
名古屋でお会いできる方はどうぞ宜しくお願いいたします👘
風谷南友