7YouTubeの再生回数から決定!
おすすめ音楽ビデオ!洋楽版ベストテン です。
今週は… Sneeaker Pimps と、Radiohead の2曲が登場。
そして!
今週最高数の「1日平均の再生回数」は… 14,744,144 回!
果たして、その曲は何?
このベストテン決定の「ルール」はブログの最後に…気になる方はそちらをどうぞ!
では、まず…
今週の「Music Video of This Week」!
は…
Radiohead で「If You Say The Word」。
2021/9/23 公開
9/29 21:46 時点での、総視聴回数 896,236 回 。
平均視聴数 128,033 回。
非常に抑制されたトーン、そして、抑えた演技。静かなフレーミング(望遠が多いってことかもですが)。いったい、これは何を言いたいんだ?最後まで見ても確信は持てない…きっと「〜狩り」的な。でも、その結論に確信は持てない。しかし、これぞMV。短い時間で、セリフもなく、映像だけで「何か」を描いて、見る人の中に何かを残す。レディオヘッドの音やキャラとぴったり合った傑作です…
(「KID AMNESIA」の未発表曲です)。
…ということで、このMVを…
今週の「Music Video of This Week!」とさせていただきます。
…さて、チャートに入る前に…
過去の記事紹介コーナー!
1年前の 2020/9/30 のチャート。
U2のちょっと変わったMVを。
2年前の 2019/10/1 のチャートはこちら。
サム・ヘンショーのリリック・ビデオがよい!と言っている日。
3年前、2018/10/3 のチャートはこれ!
ビーチ・ハウスのMVが、アイデアおよびプラグイン一発でセンスよし!と思った日。
4年前の 2017/9/22 は、まだこのチャートをやってなかった頃…
しかし「毎日毎日!」新たな記事を書いていました。
その日の記事はこちら!
この日の記事のもとになった Zhu のMVはもう消去されてましたが(涙)、そこから芋づるで出てきた様々な映像の話がなかなか面白い、と、今更思っています。
以上、その他過去記事もぜひ一度ご覧あれ!
なんか、時の流れを感じるなあ…。
では、
おすすめ音楽ビデオベストテン 洋楽編。
2021/9/29(水)です!
第10位!
Magdalena Bay で「Chaeri(Japanese Translation)」。
2021/9/8 公開
9/29 21:56 時点での、総視聴回数 5,276回 。
平均視聴数 239 回。
第9位!
Sneaker Pimpsで「Alibis」」。
2021/9/23 公開
9/29 21:53 時点での、総視聴回数 7,873 回 。
平均視聴数 1,124 回。
美しい!
第8位!
Duran Duran で「Anniversary [Visualiser]」。
2021/8/31 公開
9/29 21:57 時点での、総視聴回数 199,664回 。
平均視聴数 6,655 回。
映像的には、紹介することないほどのものなんですが…音が!まさしく「デュラン・デュラン」!だったので、つい…
これ、映像はさておき(笑)必聴です!
第7位!
James Blake で「Famous Last Words(Official Audio)」。
2021/9/14 公開
9/29 21:57 時点での、総視聴回数 131,498回 。
平均視聴数 8,218 回。
騙し絵をモチーフに…例えばマグリットのこれ…
…で、静止画に近い状態のMVを美しく作る。いかにもジェームス・ブレイク!しかも微妙に動いているんだよね。この「細密なタッチや構成」がいい。このまま「額に入れて映像として飾りたい」と思う!
第6位!
Courtney Barnett で「Before You Gotta Go」。
2021/9/14公開
9/29 21:58 時点での、総視聴回数 181,582回。
平均視聴数 11,348 回。
音を録る、という行為の映像が大好きです!
そこで、私の作品ながら、そういうカットをたくさん入れ込んだ作品を紹介。
GOING UNDERGROUNDで「ランブル」
(ゴトゴト音を立てる、という意味の言葉でもあります)。
第5位!
Sigrid で「Burning Bridges」。
2021/9/3 公開
9/29 21:59 時点での、総視聴回数 675,918回。
平均視聴数 25,034 回。
第4位!
Little Simz featuring Obongiayar で「Point And Kill」。
2021/9/3 公開
9/29 22:00 時点での、総視聴回数 1,324,943 回 。
平均視聴数 49,971 回。
まずは、トーンに注目。
やはり「黒い肌」には「暗部がブルー系」のカラコレが良し!は事実だ!
2:00あたりの「布の隙間から見えるロバ?馬」の顔のカットは秀逸。
後半のパーティー・シーンは、ジャネット・ジャクソンの…
「Got TIll It's Gone」を彷彿とさせる。
ブラスセクションが入ってくる瞬間の、そのカットのクールさも最高。
最後の、3:55からのカット…
このビデオで言いたかったことの全てを集約したような、ムービング・スチル(って言葉があるかどうかはわかりませんが)が、最高です!
第3位!
Radiohead で「If You Say The Word」。
2021/9/23 公開
9/29 21:46 時点での、総視聴回数 896,236 回 。
平均視聴数 128,033 回。
非常に抑制されたトーン、そして、抑えた演技。静かなフレーミング(望遠が多いってことかもですが)。いったい、これは何を言いたいんだ?最後まで見ても確信は持てない…きっと「〜狩り」的な。でも、その結論に確信は持てない。しかし、これぞMV。短い時間で、セリフもなく、映像だけで「何か」を描いて、見る人の中に何かを残す。レディオヘッドの音やキャラとぴったり合った傑作です…
(「KID AMNESIA」の未発表曲です)。
第2位!
Charli XCX で「Good Ones」。
2021/9/3 公開
9/29 22:00 時点での、総視聴回数 4,400,836回 。
平均視聴数 162,993 回。
というわけで…
2021/9/29(水)、おすすめ音楽ビデオベストテン!
今週の第1位は…!
LISA で「LALISA」。
2021/9/10 公開
9/29 22:01 時点での、総視聴回数 224,733,130回 。
平均視聴数 11,236,656 回。
いよいよ本格的に始まった、BTSに次ぐ、アメリカへのインヴェイジョン。
ということで、アメリカのテレビショーなんかで公開されたこの「LALISA」のライブパフォーマンス等の映像をおおよそ見ましたが、すべてこのMVの「いいところを抜き出し」た感じで、イメージ戦略が強力にできています。
ハナシを戻して…
この「LALISA」MVの特徴は…
★LISAが正面を向いて、画面のセンターにいる、という画面構成の絵が、全体の9割を占めている…
(という印象を持ちました)
というトコロ。
これ、映像の「構成・編集」としては「単調で幼い」感じなのですが…
いわばK-POPのMVのトレンドをみるかぎり、そういう画面構成でできているものも多く、この「LALISA」は、いわばその頂点的な(かかっている制作費的に)ものに仕上がっています。
手近なところで、例えばこのTWICEのMVにも、そのような「構造」が見て取れます。
これがアメリカ
(で、かつ、予算をかけ始めると)
だと、もうちょっと「いろんなアングル」を入れてくる
(もしくは、いろんなアングルにならないように舞台設定を決め込んで、正面から撮らざるを得ない構造にする)
のですが…
色んなアングルを入れた一例
(というか、一方でこれぞ「MV」!な作り、なのですが)
として、これ…
…もちろん、ドラマ仕立てであるという意味で、こうなってくるのですが。
で、撮影の場所を限定したMVの好例はこれ…
(公開中の映画「プロミシング・ヤング・ウーマン」で再注目!のこの曲です!)
(狭い)飛行機内ということで、
スチュワーデス(古い言い方?)に扮したブリトニーを撮るとしたら…
どうしても「正面が多めのアングル」を選ばざるを得ない。
そんな中でも、ディレクターは「ドラマ感」を作るために「いろんなアングル・いろんな出来事」を準備して、映像構成をしています。
いや、そもそも「色んな方向からを狙う・いろんなアングルを作る」ということそれ自体が
(ドラマ的筋立てがはっきり存在していなくても)
映像ツクリの基本。
その「アングル」というものを「一方向に限定する」というのは…
おそらく「ファッションフォト」的撮影の手法と思います。
映像系ではなく、グラフィックデザイナーやデザイナー、スチルのカメラマンがディレクションをした際に、そうなりがちです。
一例が、このブログでよく取り上げるこれ…(画質、悪!…涙)
フォトグラファーのジャン・バプティスト・モンディーノの作品。
そのモンディーノでは、これもその類として必見…
そして…
デザイナーのジャン・ポール・ゴルティエが、自らの曲のMVを作るとこうなります。要は「一枚の絵を作る・画面構成(コンポジション)を重視する」ということなんですね。
ハナシは戻って…
「LALISA」の場合は、
「画面構成を重視しつつ、カメラは、前後に動くことで『動画』感を担保する」
ということなんでしょうね!K-POPは、この数年その方向を追求してきた
(無意識に、だと思うが…)
とも、思います。
…という結果に!!!
いかがでしたでしょうか?
このベストテン決定の「ルール」は…
★わたくし、川村ケンスケ a.k.a.映像大好きkk YouTubeアカウントに「おすすめ」等々の形で現れた
「音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオ」や「映像」のなかから、
★「公開日」が「1ヶ月以内」で(これは、若干伸び縮みします…)という条件で、
★川村ケンスケ a.k.a.映像大好きkk の視点で「10曲」
を選び、
★「総視聴数」を「公開されている日数」で割って…
公開からの「1日平均の視聴数」を割り出し、
★その「平均視聴数」の多い順で、チャートにしたもの!
です!
音楽もさることながら「映像的に、ぐっとくるもの、あたらしいもの」という視点で、選んでいます。
なお、
「再生回数上昇中!」は、
この曲が、今週の平均再生回数が、前週のそれより多くなった曲…すなわち、回数が伸びている!という判断で、この表記をつけます。
なお、
わたくし「映像大好きkk」は、こういうブログを書くことが専門!というわけではなく、
いろんな種類の映像を作る仕事をしております。
音楽ビデオやCMが主な主戦場ですが、それらをYouTubeのプレイリストにしました。
お茶やお酒のお供に、ぜひどうぞ。
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今日もお読みいただき、ありがとうございました!
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