ややフェチな、でもグラフィカルなMV、そのジャンルで過去と今の作品を比べると、やはり「画質」の差が「感じ方」の差を生むことがわかり！技術の進歩はすばらしい、
と思った、
【川村ケンスケの「音楽ビデオってほんとに素晴らしいですね」】
です。
そう思ったきっかけは、この音楽ビデオ／MV／ミュージック・ビデオの存在
…「いいサムネイル」に「いい映像と音楽あり！」…
と、最近主張しているこのブログ…
…な視点で、見つけたMVです。
それは… Tove Strykeの「Say My Name」！
Here we go！
（2017/5/11公開。7/30時点で、1,285,022回再生）
しつこいようですが…
「いいサムネイルに、いい映像・いい音あり」。
そういう意味で、やはりこのMVも、いいですね。
小さい画面でも「映える」ように、はっきりした「デザイン」で構成しています。
しかも、インスタ的な「正方形」のフレームもあったりして。
「今を意識していますよ！」っていう「メッセージ」もキチンと織り交ぜられています。
しかも、スタイリングもコンセプトに沿った大胆な方向で。
わたくし的には、80年代がモチーフかなと思いつつ、今がまさにその「80年代」を面白がっている時代なのかな、と感じました。
ところどころに「ツヤツヤ」な「フェティッシュ」なスタイリングもあったりして。
このMVを見ていて思い出したのが、これでした！
Madonna「Human Nature」。
グラフィカルで、デザインオリエンテッドなのが、先のTove StrykeのMVに通ずるところがありますね。
問題は…「映像」のクオリティ！
Madonnaのこの時代は、映像は「アナログ、SD画質」。
データだけで言えば、今の四分の一くらいの量しかない映像でした。
もちろん、表示する装置（簡単に言えば、テレビ）も、その「データ量」にあった「低解像度」なものだったので、この「少ないデータと低解像度」の組み合わせで、十分事足りていたわけです。
YouTubeに上がっているこのMVは、もちろん、オリジナルの画質からはかなり「下がって」いて。
当時見ていた「感覚」を完全に再現できるわけではないけれど、でも当時はこれで「十分クリアでフェティッシュ」な映像だったのです。
…という観点をもってしても、
★Tovy StrykeのMV と★MadonnaのMV…
見比べると、やはり、画質の良さで、Tovy StrykeのMVの「フェティッシュ」さに軍配が上がりますね。
映像の「撮影」や「圧縮の処理」というテクノロジーにおける進化が、クオリティ＝表現に影響を及ぼしてしまう、ということは避け難く。
ねがわくば、MadonnaのMVが、元のフィルム（３５ミリ）に立ち戻って、元から「作り直して」「HD」化されたら、この「対決」は引き分けぐらいまでにはなるのかな、と、
進化を喜びつつ、それがもたらす残酷、に、思いを致す、今日の…
See Your Music！
でした。
…なお、
このMadonnaの「Human Nature」のMVのディレクターは、まあ言わずと知れた、巨匠…ジャン・バプティスト・モンディーノ！
…に関しては、以下に関連記事あり！
そのモンディーノが、ゴルチエのために作った映像が、同じく「フェティッシュ」なので、ボーナストラック的に、ご覧ください！
【川村ケンスケの「音楽ビデオってほんとに素晴らしいですね」】
ね、どうでしょう、
BRUTUSさん…
（BRUTUS最新刊）
サンレコさん…
（サンレコ最新刊）
ベストヒットUSAさん…
こんな視点のブログ、いいですよね？（自画自賛）
最近は…
こういう風に、いろんな「観点」から、音楽ビデオ／MV／ミュージック・ビデオを紹介していく「テレビ番組」とか、もうないしね！と思い。
かつて、テレ朝系でやってたときのMTVの1時間番組は、そんな感じで、「あー、この音楽ビデオを見たらいいのか！」って、一つの基準になってたなあ、と、思い出しました。
そんな気分で、毎回この【川村ケンスケの「音楽ビデオってほんとに素晴らしいですね」】を書いています。語り口の声は小林克也さんをイメージしてますが…。
このブログが、新しい音楽ビデオ・映像の発見の場になれば！と、思っていますー。
最後は、映像関連のブログもしくは番組らしく…
淀川さん調で…
「では、またお会いしましょ。さよなら、さよなら、さよなら…！」
（淀川さん、いいなあ…）
で、
ついでに、わたくし川村ケンスケ a.k.a.映像大好きkkの「音楽ビデオ／映像論」を読みたい方は…
こちらもぜひどうぞ！
今日のブログが1日早く読めてたり、違う話題が触れられてたり、しています。
この「映像大好きkk a.k.a. 川村ケンスケ」は、こういうブログを書くことが専門ではなく、実は、いろんな種類の映像の仕事をしております。
それらの映像を、プレイリストにしてみました。
お茶のお供に、ぜひどうぞ。
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