本番前のこいる師匠、私と稽古するような気配は全くなし。
ぁみさんや、アレクさん、キクチさん、街裏くんなんかと懇親してる、楽しそう♪
私がお声掛けしたゲストの方々ですから、お人柄に関しては何の心配もありません。
4人のゲストの皆さんもそれはそれは楽しそうに懇親しております。
近しくお付き合いさせて頂くようになって気付いた新鮮な発見なんですが、こいる師匠はどなたとでも直ぐに打ち解けられて、直ぐに仲良くなっちゃうんです。
街で一緒に歩いてても近くの人に直ぐに話し掛けるし、飲んでても店員さんや隣の席の人とも普通に話されてる♪
これは正直とても意外でした!
本番直前。
ようやくお客さんを招き入れる準備も整い、私はこいる師匠に「少しネタを合わさせて頂いても良いですか?」と提案する。
「いいよ!」こいる師匠快諾。
…といってもざっくり流れを確認する程度で…しっかり合わせたのは最後の“ハンカチ”のくだりだけ。
この“ハンカチ”のくだりというのは、昭和のいる・こいる師匠の十八番ネタの1つで、ご興味のある方は、私のYouTubeチャンネルにそのくだりの入ったこいる師匠と私の漫才の模様が上がっているので是非御覧頂きたいんですが…簡単に説明すると、ハンカチを頭に乗せると風呂に入ってる気分で歌が巧くなる、という振りから、ツッコミののいる師匠(この演芸会では私)がこいる師匠の頭にハンカチを載せたり、載せる振りして載せなかったりするネタの流れがありまして…昭和のいる・こいるの漫才ではもっとも有名なくだりの1つ。
ここだけは丁寧に確認します。
1回目置く、2回目も置く、3回目置くと見せかけて置かない…タイミングとかも演出して頂きながら…その時間5分くらい。
そして…こいる師匠はこう仰いました。
「あとはさ、木曽くんが喋ってるのに適当に相槌打つから、気になったら突っ込んでくれる?」
えっ!?
それだけすか!?
「大丈夫だから!あんまり練習したら面白くなくなるから!」
…こいる師匠がそう仰るんだから、そうする他ありません…大舟に乗った気分ではありますが、果たして私がそのあまりにも大きな舟の船頭の役割を担うことが出来るのだろうか??
大きな恍惚と不安を胸に抱えながら…本番を迎えたのでした。。。
2023年08月13日