昨今お笑い芸人が色んな不祥事や疑惑で謹慎を余儀なくされるケースが増えております。
不倫、当て逃げ、パワハラ、性加害…全面的に非があり、謹慎が明けたあとは謝罪→復帰という流れになるケースも多い。
謝罪に発展したケースは全面的に当事者が“悪”な訳で、それ以上でも以下でもなく、反省して元のような活動を再開して行くほかないのですが…っこれが結構見てて寂しくなるケースが多いのです。
何処となく反省の佇まいを身に纏いながらの言動は…実にスッキリしないというか、ご本人もちょうど良いテンションが見つからず、戸惑っている感じが見てて伝わるんですよね。
何か見ててとてももどかしい。
やったことは悪いことだし、反省はすべきなんですが…吹っ切って活動してるとまた「反省していない」みたいな感じで叩かれたり。
で、これが未だ不祥事なら納得せざるを得ないところですが…メディアでの言動を非難されることもあるのです。
SNSなどでの発信の場合、匿名で一斉に誹謗中傷の矢が飛んで来る。
さも、自分が悪をくじく正義のヒーローとばかりに…これって結果的にとても不健全な状況だと思うのですが如何でしょうか?
テレビやラジオなどのメディアに出演する際、切っても切れない関係にあるのが“スポンサー”。
“スポンサー”は言い換えれば出資者みたいなもんですから、もし番組などが自身のイメージを棄損するような内容だった場合、スポンサーを降りることも出来るし、物言いをつけることも出来る。
出演者側からいえば、せっかくの機会であるメディア出演をみすみす手離したくない人が殆どでしょうから…やっぱり危ない橋は避けるようになりますよね。
これがすなわち芸人の活動の妨げになり、魅力をスポイルしてしまっているのである。
2024年2月17日