私が若い頃、とにかく周りの人たちに対して牙をむくことが、自分のバリューアップになると思っていました。
人を否定することで、自分はその否定した人・モノより上であるという認識を持たせようとする…大きな勘違い。
一定数は居ますよね…お爺ちゃんやお婆ちゃんになってもそういう人居ますから。
幼稚ですよねぇ、人を否定することと自分の能力は全く関係が無いことですから。
加えていくら人を否定しても…周りから見たら自分の能力なんか直ぐに判ることですから。
分かっていないのは悲しいかな、自分自身だけという…裸の王様状態。
自分自身と向き合っていないから、不可避の必然なんですよね。
自分の保身のために人を否定することで何が良くないかというと、周りの良いところに目を背けてしまうことだと思うんです。
周りの良いところに目を背けてしまうことはすなわち!自分の成長を妨げる行為なんです。
周りの良いところがあれば、“自分も良くなりたい”と思い、吸収しようとする。
言い換えればそれが“向上心”だと思うんですが…そのような思考にはならないですよね。
加えて人から悪い部分の指摘、すなわちアドバイスがあった際も…自分の保身が最優先になっているので受け留められない。
勿論逆の意味で自己の保身のためにこちらを否定して来る人も居ます、そこはちゃんと見極める必要があると思います。
正しいと思うことをピックアップする考え方を持たないと…結果“自分を否定して来る者許容するべからず”になってしまうのです。
私自身、人にアドバイスとかするのは嫌いで、何故なら責任を持てないので…余程近しい距離感の人じゃない限り言わないようにしています。
逆に言うと、その近しい距離感であったり、私自身の身にも影響がある場合はアドバイスだったり、指摘だったりをする訳ですが、そこに対して反発をして来るような人には一切何も言わず、距離を取ったり縁を切ることにしています。
何故なら、一緒に居ても伸びしろのない人と居てもしょうがないから。
…とまぁ、偉そうなこと言ってますが…私自身若い頃はそのような考え方だった訳で、全く恥ずかしい話です。
卑下する必要はないですが、やはり謙虚な気持ちを持つことはとても大切です。
謙虚であれば自分自身が如何ほどかをしっかり見つめることが出来ますし、そうすることで自分の足りないところと向き合うことが出来るんですよね。
若さ故と言いながら…他者を否定することで、実は知らず知らずのうちに大切なことを見過ごしてしまっているのです。
2023年09月27日