8月15日になりました(^^)
PICTURE:SPECIAL THANKS マルベル堂
漫才教団(現漫才協会)が定期公演を行う劇場・浅草東洋館に出させて頂くことになった、2004年2月の話。
そこまで若手芸人のライブシーンで約10年、一応芸人としての活動をしていた経緯があったとはいえ…そんなの師匠方から言わせればなんてことないレベル。
何せ芸歴が20年も30年も上の方々ですから…どう逆立ちしても敵いっこない。
父ちゃんが劇場に行ってまずやったことが…一通りご一緒した師匠に“新人”として自己紹介をして回ることでした。
当時、父ちゃんは(恥ずかしい話)今よりうんと突っ張っていた時期で…今振り返ってみて、ちゃんと師匠方に自己紹介出来ていたか、ちょっと自信がないのです。
心の中に常に〔舐められたらアカン〕とか〔実力を認めさせたい〕みたいな傲慢な考えが幾らかあったように思います。
それが自己紹介する師匠方に伝わっていなかったことを今では願うしかありません。
正直な話、顔も名前も存じ上げない師匠もいらっしゃったんですが、お一人お一人に挨拶をして回りました。
〔これだけはやっちゃいけない〕と意識していたのは、同じ師匠に再び自己紹介すること。
信じられないかもしれませんが、沢山の師匠方に挨拶していると…覚えやすい方、印象に残りにくい方が居て(申し訳ありません)、〔あれ?この師匠挨拶したっけ?〕みたいに自信が亡くなる時があったりして、これはいくら突っ張ってた時期とはいえ、そこまで失礼なことはしてはいけないと思っていました。
これが、まず劇場に出向いて最初に行ったアクション。
若手ライブだったら、いくら先輩が居たとしてもそこまで厳密に挨拶したりはしませんでしたからね。。。
そして挨拶というのはその一度だけじゃなく、初めて浅草演芸の門を潜った日から今日に至るまで、ずっと続けているルーティンがあるのです。