『昨日より今日はもっと×2!素敵』 BLOG(イケてる大人計画)

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第556回 「おすすめ音楽ビデオベストテン!」2020/8/5 分をご紹介! 今週は、Meghan Trainor、Ellie Goulding+Lauv の2曲が登場。女性のパワーと、表現方法の巧みさ、そして「思い切りのいいテーマ設定」が光る!そんな、今日のチャートです。

YouTubeの再生回数から決定

おすすめ音楽ビデオ!洋楽版ベストテン です。

 

 

今週は、Meghan Trainor、Ellie Goulding+Lauv の2曲が登場。

 

 

<女性のパワーと、表現方法の巧みさ、そして「思い切りのいいテーマ設定」が光る!そんな、今日のチャートです。>

 

 

そして!

 

今週最高数の「1日平均の再生回数」は641,753 回! 

果たして、その曲は?

 

 

このベストテン決定の「ルール」はブログの最後に…気になる方はそちらをどうぞ!

 

 

では…

 

おすすめ音楽ビデオ、

ベストテン 洋楽編。

2020/8/5 (水) 分です! 

 

 

 

 

 

第10位!  

www.youtube.com

2020/7/11 公開

8/5 18:29 時点での、総視聴回数 94,092 回

平均視聴数 3,618 回

The 1975 で「Sondra Perry responds to "What Should I Say?」

The 1975の曲に、Sondra Perryというコンピュータ・メディア・アーティストが映像を提示。なかなか興味深い映像です。どういうコンセプトに基づいて、この映像を作ったのか…の解説もよかったので、引用。原文の後に訳、しておきました。必読!

For ‘What Should I Say’, Sondra Perry has constructed a Black 3D avatar and a blue-screen space in which to fracture his identity into pieces. The avatar is replicated eight times, and each of those eight puppets are made to perform different actions alongside one another: he jogs, he struts, he sashays, he ambles, he tiptoes, he retches with disgust. He runs a whole gamut of emotions for the duration of the song, and many different sides of him are presented to the world simultaneously. Characters, Perry shows us, are contradictory and complex.
Her piece explores how we all perform different roles, how easily identities can be appropriated – particularly in today’s lawless digital spaces – and how one person’s image can be cast into other people’s narratives whether they like it or not. It asks questions expanding on the song’s lyrical themes of transformation, redemption, and the feeling of being obliged to explain oneself:
“They’re calling out your name
Must have been something you
Changed
They’re calling out your name
What should I say?”
In this film, as in previous films, Perry uses Rosco Chroma Key Blue as a background and an environment; an empty stage of possibility on which anything can take place and anything can be said. She has described the deep Chroma Key Blue void as a place in which time flows in every direction and a story can go down many separate paths:
“The space of post-production being the space where the thing either has yet to happen, or it has, and everything has happened. … It’s like we have the obligation to create the images ourselves, so what are you going to do with that opportunity or responsibility and that space of the ‘post’?”
We can all ask ourselves this, every time we make an image. What should we do? How should we act? What do we want to change? What should we say?

専門用語が多いので、Google翻訳も使いつつ、できるだけわかりやすく訳したのが以下。

The 1975の「What Should I Say」のために、Sondra Perry は、黒い3Dの「アバター」を青バックの空間に配置した映像を作った。その空間で「アバター」がバラバラの「アイデンティティ」を持って動くようにしたのだ。「アバター」は、8つにコピーされ、コピーされたその8つのアバターそれぞれが、さまざまに異なる動きを実行するような作りだ。「アバター」は、それぞれ「ジョギングし」「きどって歩き」「颯爽と闊歩し」「つまづき」「ゆっくり進み」「つま先立ちし」「嫌になってむかついたり」している。その8つの「アバター」は、歌の間ずっと、すべての感情を表現し、たくさんの異なる側面を見せている。

 

ソンドラ・ペリーは、私たちが与えられたさまざまな役割をどのように実行するのか、そして特に、現代の無法なデジタルスペースで 自分のアイデンティティ…自分とはなにか?ということ…をどうやったら簡単に手に入れられるのか、そして、良し悪しは別として、ある人のイメージを、他の人の「語り口」にどのように「はめる、入れ込む」ことができるのか、ということを、探っている。この歌が持つテーマ…変容、救済もしくは贖い、自分のことを説明しなければならない義務感など…を、同時に問いかけている。

 

「彼らはあなたの名前を呼んでいる

 あなた的ななにかだったはずの彼らが

 変わったんだ

   彼らはあなたの名前を呼んでいる

   僕に何が言える?」

 

このMVでは、ペリーはいわゆる「クロマ・キー」の「青」を背景に選んでいる。それは「(いろんなものを嵌め込めるという意味で:訳者注)空っぽ」なので、「何でも起こりえる空間だし、すなわち何でも発言可能な空間なのだ。

ペリーは考える。深いクロマ・キーの青色の虚空では、時間はあらゆる方向に流れ、物語は様々な種類の進行が可能である、と。

 

「(クロマ・キーに好きな映像を入れられるような:訳者注)ポストプロダクション、すなわち映像加工の編集の空間においては、物事はまだ起こっていないとも言えるし、または起こってしまっているとも言えるし、すでにすべてが起こってしまっている、とも言える…そういう「映像編集可能な空間」では、私たちは私たち自身の手で「イメージ=映像」を作り出さねばならないような脅迫に駆られる。

 

その「ポスト(映像編集の作業においてはこの言葉は単に「映像編集」という意味で使われるが、ここでは「時間的な「後」という意味での「post」と、その意味を「かけて」いると思われる:訳者注)な空間において、そういう機会や責任に対して、どのように「対処」していけばいいのか?」

 

何か「イメージ(=映像)」を作るその度に、そんな風に自分に「問いかける」。

いったい、どうふるまうべきか?何を変えたいのか?何が言えるというのか?(What Shoud I Say?)

The 1975の同様なMVは、この日の記事で紹介しています。ぜひ!

ksmvintro.hatenablog.com

 

 

 

 

   

第9位! 

www.youtube.com

2020/7/10 公開

8/5 18:30 時点での、総視聴回数 161,975回 

平均視聴数 6,229回

Dovesで「Prisoners」

最近、このダヴズの活動が活発で嬉しい限りですが。この「プリズナーズ」は、いい意味で節操なく、刺激的かつ美しい映像を音に乗せまくって繋いでいる、私の考える最も素敵なMVの作りっぷりの一つ、を体現している作品です。見てて楽しい!これ、どうやって撮ったんだろう、と思う間も無く、惜しげも無く、次のカットへ!という潔さがいい。スピード感抜群のビューティフルな作品です。

 

 

 

          

第8位! 

www.youtube.com

2020/7/9 公開

8/5 18:31 時点での、総視聴回数 273,370回 

平均視聴数 9,763 回

Halsey X Magnum Ice Cream で #TrueToPleasure Film」

Halsey が、アイスクリームのブランド「マグナム」とコラボした映像。

CMかな?とも思ったんですが、Halseyのアカウントに上がっていたのと、仕上がりがMVライクなので、ご紹介!

「欲望に正直に」というコピーで始まるこの映像、ファッションショー的な、そして、自由に生きようぜ!というメッセージも強烈に表現されている。いいですね!

f:id:ksmvintro:20200730021413j:plain

 

  

 

 

    

第7位!

www.youtube.com

2020/7/21 公開

8/5 18:21 時点での、総視聴回数 159,912回

平均視聴数 9,994 回

Meghan Trainor で「You Don't Know Me」

「あなたはわたしをしらない」って、よく言われる言葉ですが、それは例えばこういうことなんです!…という実例が、このビデオで見れますよ!タイトルと映像の「呼応」がきちんとしていて、これぞ、音楽ビデオって感じです。ぜひ全編視聴!

f:id:ksmvintro:20200805183820j:plain

 

 

 

 

 

 

     

第6位! 

www.youtube.com

2020/7/10 公開

8/5 18:30 時点での、総視聴回数 263,524回 

平均視聴数 10,135回

Declan McKenna で「Daniel, You're Still a Child」

歩いてくるだけのMVですが、背景のCGのテイストが、ツルツルで好きです!最後に「オチ」もあるよ…「なるほど、最初って、こうではなかったかな…」と見返してみたくなりました。それが、曲のタイトルとマッチしているのが、いいですねー。

 

 

 

  

           

第5位! 

www.youtube.com

2020/7/22 公開

8/5 18:22 時点での、総視聴回数 408,869回

平均視聴数 27,257 回

Ellie Goulding, Lauv で「Slow Grenade|Official Live Performance」

ライブである、ということって、表現がなかなか難しい…でも、少なくともこのように「ワンカット」で押し切ってもらえば…「ライブ」であっても「リップシンク版」であっても、どちらでもいいかな、と思います。こり倒した編集をしなくても、曲が良くて、パフォーマンスが堂々としていれば、それで十分。

わざわざ、あれみたいに(笑)、レコーディング的なマイクを立てたレコーディングの「体」を取らなくてもいいんだよね。

 

 

 

 

第4位!

www.youtube.com

2020/7/9 公開

8/5 18:32 時点での、総視聴回数 5,434,270回 

平均視聴数 194,081 回

Rich Brian で「Love In My Pocket (Unfinished Video)

またまた、あらたなMVのジャンル…アンフィニッシュド・ヴィデオ…未完成ビデオ!

映像の最初に…「今年はライブツアーに出れないので、このビデオを最後まで仕上げる予算がなくなってしまった…涙」的な文字が…(笑)。

でも、要は、グリーンバックで撮影はしたが、背景を作って入れる予算がない!と(いう設定)。

そんなビデオの総視聴回数が4,700,000回越え…!ものはいいよう(笑)ですね。素敵!

そして、これがこの映像に、勝手に(?)背景を入れたもの。

www.youtube.com

インドネシアの映像チームが作りました。結局、こういう風に「広がっていくのだ」ということが狙い。日本のアーティストで、こういうことできないのかなー。

 

 

 

  

第3位!

 

www.youtube.com

2020/7/15 公開

8/5 18:34 時点での、総視聴回数 7,510,094回

平均視聴数 341,367 回

Katy Perry で「Smile(Performance Video)」

また新たなMVのスタイル登場!「パフォーマンス・ヴィデオ」…っていうのが、普通のMVとはなにが違うのかは不明(笑)ですが、おそらくなにしろ「本気で作ったMVではないよ」ということでしょうか…十分「本気で作った」MVに見えますが。そういう意味で、日本とレベルがちがうのかな、と自国の状況を見て少し寂しかった…!な、感じです。

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第2位!

www.youtube.com

2020/7/17 公開

8/5 18:32 時点での、総視聴回数 6,907,972回

平均視聴数 345,398回

Anne Marie featuring Doja Cat で「To Be Young」

二人のシンガーを魅力的に撮ったカットを、デスクトップ・ビデオ編集で追い込んで仕上げたテイストのMV。つまりは、高性能の一眼レフカメラをつかって、センスのいい(これが難しいのですが…)映像を撮って、PCで精密に編集する(これは、誰でもできそう)、そういうことです!

という意味で、すごく優れた映像のMVではないのですが…象徴的な、すなわち、いろいろな条件が重なって、クリエイティブなアイデアを投入できない、今のような状況で、最善の方法は何か?ということを考えていったら、こうなった、ということで。

こういう「普通な仕上がりの、でもまあまあいい映像」を見ることで「ああ、随分物作りが(悪い方向に…)変わって行っているなあ」と、思う次第です…。

 

 

     

 

というわけで…   

 

 

 

2020/8/5 (水)!おすすめ音楽ビデオベストテン!

 

 

今週の第1位は…! 

 

 

 

www.youtube.com

2020/7/15 公開

8/5 18:34 時点での、総視聴回数 14,118,581回 

平均視聴数 641,753回

Trevor Daniel, Selena Gomez で「Past Life」

ん?

最近よくある「ソーシャル」系の企画のMV?

…と思いきや、実は全く違う、驚きの映像展開!2020年のベストビデオの一つに早くも入ってくる、そんな仕上がりです。

サムネイルの映像の「目の超アップ」(本編中は「もっともっとアップ」なのです)、このサイズまでいくと、人間のいろんなパーツってちょっと不気味なのですが、そんな凡百の感想をひっくり返す、映像の連続です。

ディレクターは、Vania Heymann and Gal Muggia というクレジットです。どうやら、この二人でいつもやってるみたいで…

これが誰でもわかる作品の一例かも。これと同じテクニックを用いて、今回の「Past Life」も作られています…

www.youtube.com

…が、出来上がりというか視聴後感は、全く違いますねー。

で、こちらは、そのメイキングというかBTS(ビハインド・ザ・シーン)。こう言う風に作るのね…ということで。

 

prettybird.co

f:id:ksmvintro:20200715162217j:plain

 

 

 

      

…という結果に!!!  

 

  
いかがでしたでしょうか?

 

 

  

このベストテン決定の「ルール」は… 

 

★わたくし、川村ケンスケ a.k.a.映像大好きkk YouTubeアカウントに「おすすめ」等々の形で現れた

「音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオ」や「映像」のなかから、

 

「公開日」が「1ヶ月以内」で(これは、若干伸び縮みします…)という条件で、

 

川村ケンスケ a.k.a.映像大好きkk の視点で「10曲」

を選び、

 

★「総視聴数」を「公開されている日数」で割って…

公開からの「1日平均の視聴数」を割り出し、

 

★その「平均視聴数」の多い順で、チャートにしたもの!

 

です!

 

音楽もさることながら「映像的に、ぐっとくるもの、あたらしいもの」という視点で、選んでいます。

なお、

「再生回数上昇中!」は、

この曲が、今週の平均再生回数が、前週のそれより多くなった曲…すなわち、回数が伸びている!という判断で、この表記をつけます。

 

 

 

なお、

 

わたくし「映像大好きkk」は、こういうブログを書くことが専門!というわけではなく、

いろんな種類の映像を作る仕事をしております。

音楽ビデオやCMが主な主戦場ですが、それらをYouTubeのプレイリストにしました。

www.youtube.com

 

お茶やお酒のお供に、ぜひどうぞ。

 

 

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今日もお読みいただき、ありがとうございました!

映像大好きkkが在籍している、「キャンプサイト」は、

インディーズ音楽の「映像」を専門に「公開」「制作」しています。

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