『昨日より今日はもっと×2!素敵』 BLOG(イケてる大人計画)

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第218回 今日は「映像表現のいまむかし」をちょっと考えてみます。取り上げたMVはいずれも最高!(有名ではないけど)なので、何しろご覧いただき、ちょっと考えてみようかと!…な【川村ケンスケの「音楽ビデオってほんとに素晴らしいですね」】

今日は、最新でもなく、超有名でもない…でも、映像的に気になる、という…

 

【おすすめ音楽ビデオ!】の基本コンセプトともいうべき音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオを何本か、あげたいと思います。

 

どんな人が作ったか?

ということではなく、映像をそのまま、受け取って、見てみましょう。

 

そして、「今の『音楽ビデオという映像表現に関して思ったこと』」を、つらつら書いてみる、

 

…な、

【川村ケンスケの「音楽ビデオってほんとに素晴らしいですね」】

 

 

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この、Goldfrapp の「Everything Is Never Enough」に出会った時、ふと思いました。 

www.youtube.com

 

 

昨日の記事にも関係あるのですが…

ksmvintro.hatenablog.com

…かつて、デジタルの撮影機材がここまで「身近でないころ」、この「Everything Is Never Enough」のような「画質」で、

 

90年代後半くらいまで、風景や人物を撮って、これくらいの「良いトーン」に仕上げる、のには、途方もないお金(フィルム…この場合、35ミリフィルム))と時間、そして卓越した技術、もちろん人力、が必要とされました。

 

そのころ、

これらの「超すごい技術と条件」が揃って、この映像を撮れてたら、

それだけでもうすごい!

という評価になったものでした。

 

 

当時は、映像表現の「粋(すい)」とは、

音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオにおいては、その作品がもしハイクオリティ映像であった場合は特に、

「内容ではなく、画質やトーン」の中にあった!

と、いう側面があったことは、その時代を過ごしたわたくしたちにとっては、否めない事実。

 

いつもいつも、高い画質・良いトーン、をめざしていたわけですから。

 

 

 

 

でも、時はくだって…

 

昨日の記事にように、¥100,000〜150,000のカメラで、SDカードを刺せば、4K画質の映像が誰でも取れるようになり、

 

わたくしたちがかつて追い求めた「映像の『粋』」は、すでに「粋」ではなくなってしまったようです。

 

そういう観点から、この「Everytihng Is Enough」を見ると…

たしかに!かっこいいし、アートなムード満載!

 

 

…なのですが。

 

 

高い画質、ナイス・トーン、等のコントロール方法がすでに「全員の手の中にある」、いま、

 

 

この作品の魅力は、おそらく作り手の意図に反して、低いものだと言わざるをえないのかな、と、思ってしまう。

 

もちろん、いい作品であることは変わりないのですが…。

 

いまは、映像には、その背後に「内容もしくは思想」がしっかり存在していないといけない!

 

でないと、「ただ綺麗なだけの映像」に、簡単に成り下がってしまう…

 

そんな危険をはらんでいるのだという思いを、新たにするわけなのです。

 

 

 

 

 

そういうことで、以下の映像…デジタルもしくは、ソフトウエアでできることを突き詰める感じ。

www.youtube.com

www.youtube.com

…見てみると、

 

かつては「大変であったこと」を、いまのテクノロジーで、自由自在に可能にしていく。

 

なぜそんなことをやるかというと、そこには「表現したい『思想』」があるのですね。

その面白さを感じます。

 

 

 

そして、

 

これなんかは「内容的な勝利!」(ちょっと、The Chemical  Brothersの「Let Forever Be」めいた雰囲気もなくはないですが…)

www.youtube.com

どうですか?

おもしろいよね。思想を感じられます。

 

 

…その、元ネタ?とも言える「Let Forever Be」は、多分「ビデオ撮影」だったと思うのですが。

つまりその時点で「(フィルムでの高画質表現みたいな)テクノロジーに頼らない」という宣言がなされていたのだと、思います。

 

 

 

ま、簡単に言えば、

 

★アイデア勝負!(この意味では、YouTuberがライバル!)

か、

★テクノロジー勝負!(8Kとかになったらどうすんだろう…おそろしい)

なのですね。

 

 

 

そこには「画質がいい!」とか「いいトーン」とかの観点は、もはやないのかもしれませんね。

 

 

 

 

映像は、いつもテクノロジーとともにある、と痛感した今日の、

 

See Your Music!

 

でした。

 

 

 

【川村ケンスケの「音楽ビデオってほんとに素晴らしいですね」】

 

 

なお、兄弟ブログである【おすすめ音楽ビデオ!】で紹介したMVや映像は、プレイリストになっています。

下のリンクがそれです。

www.youtube.com

最新回から第51回で紹介した、全874本が観れます!

(そんなに見れないって…)

 

このブログで紹介した映像も、当然見れるので…いちどぜひ!

 

 

ね、どうでしょう、BRUTUSさん…サウンドアンドレコーディングマガジンさん…ベストヒットUSAさん…

 

こんな視点のブログ、いいですよね?(自画自賛)

 

 

最近は…こういう風に、いろんな「観点」から、音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオを紹介していく「テレビ番組」とか、もうないしね!と思い。

 

かつて、テレ朝系でやってたときのMTVの1時間番組は、そんな感じで、「あー、この音楽ビデオを見たらいいのか!」って、一つの基準になってたなあ、と、思い出しました。

 

そんな気分で、毎回この

【川村ケンスケの「音楽ビデオってほんとに素晴らしいですね」】

を書いています。語り口の声は小林克也さんをイメージしてますが…。

 

 

このブログが、新しい音楽ビデオ・映像の発見の場になれば!と、思っていますー。

 

最後は、映像関連のブログもしくは番組らしく…

淀川さん調で…

「では、またお会いしましょ。さよなら、さよなら、さよなら…!」

www.youtube.com

(淀川さん、いいなあ…)

 

で、ついでに、わたくし川村ケンスケ a.k.a.映像大好きkkの「音楽ビデオ/映像論」を読みたい方は…

 

こちらもぜひどうぞ!

ksmvintro.hatenablog.com

 

今日のブログが、数日早く読めてたり、違う話題が触れられてたり、しています。

 

この「映像大好きkk a.k.a. 川村ケンスケ」は、こういうブログを書くことが専門ではなく、実は、いろんな種類の映像の仕事をしております。

それらの映像を、プレイリストにしてみました。

www.youtube.com

お茶のお供に、ぜひどうぞ。

 

ブログもぜひお読みください!

 

この、映像大好きkk が在籍している、「キャンプサイト」は、

インディーズ音楽の「映像」を専門に「公開」「制作」しています。

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