なつかしCMを探していたら、今の目線ですごい！ものを発見。
それは超むかしの「レナウン」のCFなのですが、そこから、CGの起源までつながる「映像」の発展の歴史、な、
【川村ケンスケの「音楽ビデオってほんとに素晴らしいですね」】
…というわけで、
まずご紹介するのがこの、昭和41年に放送された、レナウンのCFです。
むかしのCFだろう！と、タカをくくっていたら…これが結構すごい！
どうやって作ったんだろう？
すごくないですか？
今の技術なら、朝飯前！的なものなんですが、昭和41年・1966年の技術を想像すると、かなり綿密に計画されたデザインでないと、こうはならない気が。
0:17位の「レナウンのロゴ」から、平面が立体に変形するとか。
0:27位の、縦横の線がグイッと動いて、もやもや！ってなるところとか
（今の「放送」では難しいかも、いろんな意味で）
そもそも、このCFにたどり着いたのは、この日の記事を書いているときでした…
この日の記事で取り上げた…
三木鶏郎、という日本のCM音楽の黎明期を支え、現在の日本の音楽や映像の礎を築いた音楽家、
というかクリエイターが、レナウンの音楽をやっていて、そのバージョンを探していたら…
今日のこの動画にたどり着いたわけです。
なお、このレナウンのCM動画の音楽は…小林亜星さんによるもの。
ご存知、ドラマ「寺内貫太郎一家」で主役をやってしまった、名！作曲家です。
参考までに、動画もどうぞ！
てな具合で、かつての（日本の！）クリエイターは、音楽も作って、テレビも作って、ついでにドラマに出たり…
忙しかったんすね！
で、そのレナウンの「デザイン」をみて思い出したのが、これ。
ダダイズムの雄、マルセル・デュシャンの映像作品、なんと音楽は現代音楽の鬼才、ジョン・ケージ。
CGがない時代ですからね！
グラフィカルなパターンが動くところも、実写なわけで。
こういうのが素敵！
あ、ちなみに、わたくしの作品であるこれ…
サザンオールスターズの「アロエ」！
…の間奏（この YouTubeの動画には入っていません）部分、白黒のウネっとしたトンネルを宇宙船が飛んでくるシーンの、「トンネル」は「CGではなく『実写』」でした
（って言っても、見てもらえないから、仕方ないか…涙）。
DVD持ってるかたは、ぜひ検証を！
このデュシャンとケージの映像に関して、この日のブログで書いてます。こちらもぜひ！
で、
これらの「グラフィカル・パターン」を「ほんとうにコンピュータ」で動かし始めた頃の、映像の代表的なものが、これですね！
ジョン・ウィットニーの作品です。
なんか、クールっすよね。
いまのような「詰め込み型」の映像表現ではなく、ほんとに「最小限の要素」で組み合わされたデザイン。
それが、「数学的な規則」に従って、動く。
こういうのが、すきだなあ。
酒でも飲みながら、ぜひどうぞ（笑）。
ここらあたりの映像については、この日のブログでも紹介しました。
いわゆるテレビゲーム、ビデオゲームまでハナシが及んでいます。
ぜひこちらも！
という、レナウンからコンピュータグラフィックスまで飛んで行った、今日の…
See Your Music！でした。
【川村ケンスケの「音楽ビデオってほんとに素晴らしいですね」】
ね、どうでしょう、
BRUTUSさん…
（BRUTUS最新刊）
サンレコさん…
（サンレコ最新刊）
ベストヒットUSAさん…
こんな視点のブログ、いいですよね？（自画自賛）
最近は…
こういう風に、いろんな「観点」から、音楽ビデオ／MV／ミュージック・ビデオを紹介していく「テレビ番組」とか、もうないしね！と思い。
かつて、テレ朝系でやってたときのMTVの1時間番組は、そんな感じで、「あー、この音楽ビデオを見たらいいのか！」って、一つの基準になってたなあ、と、思い出しました。
そんな気分で、毎回この【川村ケンスケの「音楽ビデオってほんとに素晴らしいですね」】を書いています。語り口の声は小林克也さんをイメージしてますが…。
このブログが、新しい音楽ビデオ・映像の発見の場になれば！と、思っていますー。
最後は、映像関連のブログもしくは番組らしく…
淀川さん調で…
「では、またお会いしましょ。さよなら、さよなら、さよなら…！」
（淀川さん、いいなあ…）
で、
ついでに、わたくし川村ケンスケ a.k.a.映像大好きkkの「音楽ビデオ／映像論」を読みたい方は…
こちらもぜひどうぞ！
今日のブログが1日早く読めてたり、違う話題が触れられてたり、しています。
この「映像大好きkk a.k.a. 川村ケンスケ」は、こういうブログを書くことが専門ではなく、実は、いろんな種類の映像の仕事をしております。
それらの映像を、プレイリストにしてみました。
お茶のお供に、ぜひどうぞ。
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インディーズ音楽の「映像」を専門に「公開」「制作」しています。
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