れらpです。今日のエントリーは普段とちょっと違うテイストで。
最近意識して「1000人TV」というYouTubeチャンネルを観るようにしています。
といっても仕事もあるし、自分の作業もあるので、当然ながら全部観ている訳ではありません。「気が向いた時だけ」「気になる番組だけ」くらいの距離感で楽しんでます。
あっ、1000人TVご存じない方が大半ですよね…。
まずはそこから説明しますか!?
■謎の縛りとチート過ぎるご褒美が詰まった、不思議なネット番組「1000人TV」の正体を教えちゃう!
この春から始まったネット配信チャンネル「1000人TV」。キーワードは「1000人」です(そのまんまですね笑)。
いろんな方(タレント・女子大生・文化人など←ざっくり過ぎてスイマセン)がそれぞれ自分で考えたコンセプトで、YouTube Liveというプラットフォームを使って、それぞれ好き勝手な内容の番組をお届けする、というものすごくざっくりした枠組みのチャンネルのことなんです。
具体的には、1000人TVというチャンネルの中の「〇〇〇〇」というタイトルの番組だったり、「△△△△」というタイトルの番組だったり。
同時視聴者数が「1000人」を超えたら出演者が顔出しする(したがってそれまでは画面に出演者は映らない!)という縛りの番組(「1000人からTV」カテゴリー)もあれば、逆に、同時視聴者が「1000人」超えたら配信が終了してしまう(どれだけ人気者や超有名人が出演して盛り上がっていても容赦なく終わる笑)という縛りの番組(「1000人までTV」カテゴリー)もある。
謎縛りですねぇ。でも単純に分かりやすいですよね。要は1000という数字に意味がある。
いつやってるの?と言われても、僕も未だによく分かりません。
謎編成(笑)。
なんせ走りながら作ってるから、まだ番組の公式Webサイトが正式に完成しておらず、番組表がパッと出てこないという…笑
かろうじてファンクロックバンドThe Reminderがやってる番組は、フジの月9ドラマが終わった直後に始まるとか(貴族探偵終わったけど、これからも続くの?)、
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お笑い芸人の木曽さんちゅうさんとグラドル結城ちかちゃんがやってるアイドル番組は水曜夜10時だとか(グラドルといえば水着→水着といえば水→水といえば水曜日…という連想ゲームで覚えた笑)、
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そのくらいの認識しかありません(←間違ってたらゴメンナサイww)。
あとはBEM=Birthday Eve Musicといって、日本の音楽シーンを彩ったビッグアーティストたちの誕生日前夜に、その人の曲をカバーでご紹介する、という音楽企画が日替わりで流れていたり(実はれらpもこのBEMにサウンド参加しているのだ)。
→この企画、最初は「妖○人間」の方かと思ってましたハイスイマセン。
こっちの企画も「1000」縛りがあって、再生数が1000回超えるとカバーを歌ってる歌い手さんの名前が明かされて、さらに再生数が増えると(1万回だっけ)最終的には渋谷とかの大型ビジョンでその動画が公開されるという、謎に大きなご褒美が用意されていたりするわけですが。
ともあれ何が切ないって、番組によっては番組の体をなしていないものがちょいちょい見受けられ…。
(まあ僕が配信時間を認識していない番組はほぼコレですね)
たぶんこの企画の元締めの某Pさんがそのうち突如として「いつまでたってもクオリティが上がらない番組は打ち切るねニッコリ」って言うんだろうな~…てとこまでは分かる笑
なので、こういう低クオリティの番組も、せっかく配信してんだから今のうちになんとかしようよ~!?まともな番組にして視聴者増やそうよ~!?
ってことで今日の話は進めていきたいと思います。
もちろん、1000人TVじゃなくても、せっかくなんでニコ生とか、ツイキャスとか、普段ネット配信しているいわゆる"生主"さんたちにもお役立ちの情報満載でお届けしましょうかね!?
■別にネット番組だからどんなクオリティでもいいんだけど、視聴者数増やそうと思ったら何か工夫しなきゃいけないわけで。
今の時代、猫も杓子もネット配信してますよね~。
イマドキの小学生がなりたい職業ナンバーワンは「YouTuber」だそうですよ?
ユーチューバーって職業なんだね!?まあ確かに極めて限られたごく一部の方々は、どうやら億単位で稼いでいるようですが。
でも、日常生活を送る中で、結構「職業欄」書かなきゃいけないこと多いと思うんですが、やっぱりこういう人たちってその欄に「ユーチューバー」って書くのかな?
ま、そんなことはどうでもいいか笑
で!れらpですが、そこそこいろんなプラットフォームでコッソリいろんな番組作ってます。
詳しく言うと素性がバレるのでお茶を濁しますが、僕の手掛けた番組見たことのある人、実は読者様の中にも結構いるんじゃないかな~、ということにしておきましょうか。
そんなれらpから見た「こんなネット番組はダメだ」という事例を、まずはつらつら挙げていきましょう。
◇(ダメ度★★★★★)予告時間に始まらない番組
どんな番組でもそうですが、〇月〇日の〇〇時スタート!って予告したら、とりあえず何があってもその時間に始めなきゃダメですね。
僕もニコ生やってた時は、慣れない最初の頃だけ予告時間通りに始まらないことが何度かありましたが、これはあくまで配信トラブル(まあ言い訳なんですけどね)。
本人はちゃんとヤル気満々でスタンバイしていたんだけど、ニコニコ生放送のサーバが言うこときいてくれなくて…。何度も画面をリロードしたり、配信環境を再点検したり、裏で必死で復旧作業やってました。
もちろんその間もツイッターで「ずびばぜ~ん今配信トラブルで(汗)!復旧次第すぐ番組始めます!!」ってお断りツイートしまくってました。
先日も1000人TVの某番組で、配信予告時間になっても一向に始まらず、何の告知ツイートもなく、配信を楽しみにしていたユーザーさんが続々とYouTubeLiveのコメント欄に挨拶コメ入れてたのに、いつまでたっても番組が始まらないわ、何のお断りもないわ、という事例がありました。
コレって、わざわざ見に来てくれた人に失礼じゃない!?
僕はシビレを切らして視聴を打ち切りましたが、たぶん二度と見ることはないでしょう。
だって貴重な時間を割いてわざわざ待ってたんですよ。その時無駄にした10分20分でどれだけ別のことができたか!?
★いよいよスタート夏アニメから「時間の支配者」★
テレビマンは「数秒」単位に命懸けてます。
「尺読み」と言って、このコメントを読み上げるのに何秒かかるか?この枠にこのコメントちゃんと収まるか?なんていうことを普段から必死でやっています。
たとえば「6月28日に行われた〇〇が~」なんていうコメントを「おととい行われた~」に言い換えたら1秒削れるかな~レベルで戦っているんです。
ましてや生放送なんて、ホントに真剣勝負の一発勝負!ってことで全神経集中して時計の秒針見ながらカウントダウンして全力スタートするんです。
それなのに、視聴者数取りにいかなきゃいけない番組で、予定通りに番組始まらないとか…。
「時間」という概念に対する、このどうしようもない鈍感さ。
どうせ番組の中身もダラダラしてるんだろうな~と思っちゃいますよね。
今後また僕が「観たい」と思うには、よほどの企画性を打ち出してこないと…ね!?
◇(ダメ度★★★★★)今何やってるか分からない/生主が何者なのか分からない番組
地上波テレビもネット配信も変わりませんが、視聴者というのは番組開始のその瞬間から全員がヨーイドンで観てくれるわけではありません。
番組途中から観始める方も相当数いる。
そういう、途中参加の人でもスムーズに番組に取り込んでいかないと、視聴者数は増えません。
具体的には「今なにをやっているのか?」「今なんの話をしているのか?」ということが常に分かるようなテロップなりフリップ(パターンとも言いますね)なりを出しておくのは最低限の演出サービスです。
理想はそのうえで、MCが「今夜は〇〇で盛り上がってま~す」みたいなコメントを適宜挟んでいくこと。
あと、あまりに常識過ぎて最初に書きませんでしたが、今配信している私は何者か?という自己紹介が常に表示されていない、という配信番組が実に多いですね。
みんな、そんな声だけ聴いて、顔だけ見て、あ~この人だ!って分かるくらい超有名人なんですか?
そりゃその人のファンなら知ってるんでしょうけど、視聴者数増やすことを目指しているんなら、初見さんが「へぇ!この人面白い!」って思わなきゃいけないわけで。
そのためには少なくとも「生主は何者か」ってことくらいはいつでも、誰にでも、分かるような表示(つまり自己紹介)を出しておかなきゃいけないと思います。
それだけで、途中からたまたま立ち寄って瞬間的に観てくれたユーザーが、そのまま自分の番組に留まってくれる確率は何割かアップするはずです。
◇(ダメ度★★★★)構成がまったくなくて行き当たりばったりな番組
素人がやっているネット配信番組の99%はこのパターンですね。
よくあるのが「コメント読み上げ番組」。視聴者が番組に寄せるコメントを延々読み上げながら、それにまつわる雑談をしているだけの番組。
まあでもこれはこれで面白い番組になることもあります。
まず生主に魅力がある場合。どんなネタでも面白おかしく消化していく才能を持ったトーク巧者なら、それだけで番組が成立します。
あるいは「声」そのものに魅力がある方。イケボだったり、萌え声だったり。
まるで声優さんのように、生主の声(ボイス)そのものが素敵で、何をしゃべっててもOK、とにかく生主の「声」が聴ければそれで満足、という場合。
★この声優さんの声大好きなんですよね~!早見沙織さんが演じたキャラのひとつ「新垣あやせ」★
(本家はこちら→ニコ動アカ持ってる人はこっちから見て!)
でも、それ以外の大多数の人は、これやっちゃアウトです。
誰がそんな素人のつまんないトークを聴きたいと思うでしょう。あ、もちろん仲間同士、お友達同士だけでやってる分には何も言いません。どうぞご自由に~。
でも、一人でも視聴者を増やしたくて、不特定多数の人にアピールしたいと思っているんなら、番組にはちゃんと「内容」が伴ってないといけません。
番組内容をあらかじめ整理したものが「構成」。コメントとか掛け合いも想定してある程度テキスト化したものが「台本」。
地上波で、一見適当にダラダラやっているように見えるトーク番組も、実はしっかり台本があるのが普通です。
もちろんアドリブで、その場の瞬発力で、その台本が演者によって上書きされることも多々あります。でもそれにしたって、用意された台本よりも面白い「獲れ高」がある時のみ通用する。
見当違いのロクでもないトークで上書きしたら、収録なら即中断からの録り直し。生放送だったら後でこっぴどく怒られるのがオチです。
いずれにしても、そんなことが出来るのはプロの喋り手だけ。アナウンサーだったり、芸人さんだったり。
1000人TVの出演者でいえば、芸人の木曽さんちゅうさんあたりにしか出来ない芸当。
結局のところ、番組構成がちゃんと作られている、ってことは、きちんとコーナー立てされているということだったり、尺読みできている、ということになりますから、全体的にメリハリの効いた番組になっているはずです。
そういう番組は、時間の進みも早い。視聴者も「えっ?もう終わり?」って思ってくれる。
「もっと観たいな~」って思わせたら大成功です。次も観に来てくれるし、評判が評判を呼んで(つまりツイッターで拡散してくれたりする)視聴者はドンドン増えていくでしょう。
観ていて、あ~これは何も考えて来てないな~というのが透けて見える番組は、途中で必ず飽きてきちゃって視聴を打ち切るし、別に次も観たいとは思わない。
◇(ダメ度★★★)棒読み番組/画面に顔を向けない番組
顔出しの配信者は当然ながらカメラに向かって喋っていると思いきや、意外にもカメラを見ていない生主は多い。
特に何かを「読み上げ」たり「語り掛け」たりする場合。
そりゃたしかにプロンプター(テレビ局のニューススタジオには必ず配備されている、カメラ部分に原稿が映し出される装置。カメラに顔を向けたまま読み上げることが可能)はないと思いますが、工夫すればカメラに限りなく近い位置にコメント原稿貼り出したりPC画面置けるでしょ?
コメント読み上げている間中ず~っと視線が下を向いて原稿読んでるなんて、イマドキ中学校の放送部ですらやりませんよ!?
★アイドルマスターに出てくる四条貴音ちゃんが「見つめて」っていう曲歌ってます★
画面的には、まったく魅力的に映ってない。
よくテレビで、映しているカメラの方を向かずに、アサッテの方を見てしゃべってしまうタレントさんがいてイラっとするでしょう?あれと一緒。
自分の配信映像、後で見返せば一発で分かるはずなのに、なんで改善しないんでしょうかね~?
てか、たかだか5分間くらいのコメントなら、丸暗記できるんでないの?と思ったり…。
「カメラのレンズの向こうには視聴者がいる」ってことが意識できてるかどうかの問題だと思われ。
■生き残るのはどの番組?というか誰?
…今日はこの程度にしておきましょうか。
今回は主に「やっちゃダメ」系のお話をしてみたわけですが…。
番組作っている人にとって一番知りたいのは「じゃあどうすればいいの?」系の話ですよね!?
そうですねぇ…じゃあこのブログ記事に★が30個以上付いたら、ブックマークにコメント残してくれた配信者さんの番組に限り、詳細に検討して改善案をコンサルティングしますか!?
あれ?このブログ、こういう使い方もアリなんですよね???
(逆に改善が必要な人ほどこういう記事読んでない気がするから、この条件設定はある種のリトマス試験紙みたいなものですね笑)
まあ結局のところ1000人TVはある種のプロモーションツールなんだと思います。
ここをフィールドにして、人気が出ればメジャー(地上波テレビ番組や映画など)にステップアップしていくだろうし、歌が好きな子はアーティストデビューしたり。
業界の人たちが新しい人材を発掘する畑でもあり。
そういう意味では、今ここで戦っている人たちは、「ネット」という実験場で自分の可能性や思いついた企画をアレコレ試せるうえに、その様子を常にスカウトが観に来ている、あるいはさまざまな分野の専門家が傍でアドバイスしている、という類まれなる環境に身を置いているわけで。
そんでもって川村監督とかもう既に功成り名を遂げた方ほど面白い番組をやってらっしゃって、肝心の育成対象者がイマイチくすぶっている、というのはとってももったいないわけです。
プレーヤーたちが本気で戦っていなければ、当然ながらやがてスカウトも訪れなくなるし、専門家も匙を投げる。
今日のアドバイスにしたって、たくさんある中のほんの一部分ですしね。
★衝撃のサバイバルアニメ!一見萌え風味だけど真実を知ったらガクブル「がっこうぐらし!」★
誰が積極的に吸収し、頭一つ抜けてくるのか!?
そんな裏設定、というか隠しクエストを詮索しながら視聴するのも、1000人TVの楽しみ方のひとつなのかな!?と思いますね~ニッコリ