音響効果・住吉昇です。
6月17日に遠出をしました。阿部派一刀流の道場に向かったのでした。
斬る縁もあれば、永遠を誓う縁もある。という事で
「ジューンブライド」
結婚式の音楽について考えていこうと思います。
その前に、6月25日はNHK番組「今夜も生でさだまさし」の放送がありました。今回は網走にあります網走監獄から、100回目という節目の生放送でした。ご覧下さいまして有難う御座います。
ご覧のように至る所に監視や囚人の人形が置かれています。真夜中に見るとチョッとちびるかなー!!
番組宣伝が終わったので早速中身にまいりましょう。
本日のメニュー
結婚式の定番ソングを考える
「定番ソング」について考えていこうと思います。そもそも「定番ソング」とは。
新郎新婦の入場、ケーキ入刀、乾杯、お色直し退場、再入場(キャンドルサービス)、新婦の手紙朗読、花束・記念品贈呈、新郎新婦退場。
「披露宴」の流れの中で、その場、その状況、その雰囲気にあった音楽が誰もがその通りだと納得した音楽を「定番ソング(仮)」としましょう。演出するうえでとても重要な要素です。食事などのBGMとは性質が異なり、構成・演出の補助的役割であったり、メインになりえるとっても大事な音楽のです。そしてその音楽が語り継がれ継承されていけば「定番ソング」になるのです。その定番になりえる音楽を探していこうではありませんか。
音楽や効果音が入ることで、心を揺さぶったり、心を掴んだりと皆さんに感動を強要し、その場の雰囲気を盛り上げようとしているのです。
結婚式や披露宴に出席したときに「今日の式は感動したね」とか「なんかジーンとしちゃった」等と感動の余韻に浸ることがありませんか。
「定番ソング」は「結婚式・披露宴」を盛り上げる大事なアイテムなのです。
そこで今回は「定番ソング」を披露宴のシーン別にみていこうと思います。
お客さま入場
まずは、ご招待した大事なお客様の入場に必要な音楽です。
披露宴会場にご招待したお客様の入場に必要なのが、今日という日が特別な一日であることを改めて認識していただくことなのです。日常とは違う空間を認識してもらうのです。ドラマティックであったり、ファンタジーであったりとコンセプトを決めて選曲しましょう。ここで一つだけ注意点があります。これから始まる披露宴の構成や演出の邪魔をしない、してはいけないということです。
全体の流れを考えて選曲を考えましょう。驚きや感動は音楽で演出できるのです。新郎新婦の気持ちになって考えることが成功の秘訣です。
定番ソングとして、厳かを感じる曲です。
カノン 「パッヘルベル」
クラシックの曲に歌詞がのった曲です。
Sweetbox 「Everything's Gonna Be Alright」
新郎新婦の入場
主役の新良新婦の入場です。披露宴のオープニング・セレモニーです。会場に集まった皆さんがHAPPYになるような華やかな雰囲気のある音楽が良いですね。
ドラマの主題歌として大ヒットしたこの曲で、みんなと一緒に恋ダンスを踊るのも良い想い出になりそうです。 POPな曲調が結婚式を盛り上げてくれそうです。
星野源 「恋」
映画「君の名は。」の主題歌「前前前世」。紅白歌合戦でも歌われ、大ヒットした曲なので世代を超えて知っている人が多いのではないでしょうか。アップテンポなので盛り上がるシーンにぴったりですね。
RADWIMPS 「前前前世」
クラシックの名曲を紹介しましょう。
「カノン(パッヘルベル)」をモチーフにした曲。やさしい歌声とメロディーにのせて入場してみませんか。
ETERNITY∞ 「Wonderful World」
ウエディングケーキ入刀
もともと「私はこんなケーキを作れるほど料理上手な一人前の女性なのよ」と花嫁が出席者の皆さんに料理の腕前を披露するために、手作りのケーキを焼いてふるまったのが始まりとされています。
更にそのケーキに二人で入刀することで「これから二人で夫婦として支えあい、喜びは2倍に・・・悲しみは半分に」という意味が込められているのだそうです。
日本では、二人の最初の共同作業であると言われ、出席者の方々への幸せのおすそ分けという意味合いも含まれていますし、「最初のシャッターチャンス」でもありますよね。出席者のみんなさんとの距離も縮まって、張り詰めていた空気が一気に和やかになる大事なシーンです。
そんなシーンに入場曲の定番クラシック曲が、ハウスアレンジでケーキ入刀にも使われるようになりました。
Q;indivi starring Rin Oikawa 「Wedding March Part2」
Q;indivi starring Rin Oikawa 「Wedding March」
J-POPでは、
ソナーポケット 「100年先まで愛します。」
乾杯
乾杯という言葉には色々な意味がありますが、披露宴に乾杯にの儀式は「始まり」という意味が込められていると言います。発声の後には食事が待っているからです。歓談中には新郎新婦に挨拶したり、親せきや友人との歓談の時間でもあります。
乾杯の挨拶では最後に大きな声で「乾杯!」と発声がありますよね。そこからがこの会(披露宴)のスタートなのですよ。ですので、披露宴に出席の誰がやっても良いというのです。開会の宣言みたいなものですからね。多くは会社の上司や地域の名士がやっていたりしますが、新郎本人がやったり、友人や親せき、小さなお子さんでも大丈夫ということなのです。
子供の発声なんてお洒落で面白いですよね。会場の雰囲気が一気に和むこと間違いないと思いませんか。
そんな「乾杯」の発生にのあとには、
J-POPでは、
ウルフルズ 「バンザイ」
AI 「ハピネス」
クラシック曲では
椿姫より 「乾杯の歌」
こんな異色もありです。
服部隆之「王様のレストラン」より
洋楽だと
Pharrell Williams 「Pappy」
色々と楽しめそうです。
お色直し退場(中座)
新郎新婦がお色直しのために中座しますが、その時の音楽です。
新郎新婦二人で退場する場合と、新婦が先に退場し、その後新郎が退場するなど、いくつかパターンがありそうです。そのパターンに合わせて選曲しましょう。
絢香 「 にじいろ」
ノリノリのPOP ROCKです。
クリープハイプ 「イト」
「好きなだけ食べればいい・・・」とか「・・・シャンパン を楽しむ」とか披露宴を楽しんでというメッセージが込められた曲ですね。
Bruno Mars 「That’s What I Like」
まとめ
チョッと長くなってきましたので、ここまでを前半とさせて下さい。ごめんなさい。
「披露宴」の定番ソングを考えるをテーマにここまで来ましたが如何でしたか。何となく感じて頂けましたでしょうか。
ノリノリのPOPな曲だったり、それこそクラシックの定番曲だったりと様々な曲がジャンルを超えて使われているのが分かって頂けましたでしょうか。
たくさんの音楽がシーンに合う音楽として浮かんでくると思います。どの曲をチョイスするのかは自由ですが、流れを考えシーンごとに細切れにならないように注意しましょう。全体の流れを考えることが必要です。
本日はここまでとさせて頂きます。
次回も乞うご期待!
一緒に「今日も元気」にそして「あしたの元気」に繋げましょう!
音響効果・住吉